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松保護士制度タイトル

  はじめに

 

マツが急激かつ大量に枯死するマツ材線虫病による深刻な松枯れ問題に対し、わが国では昭和52年から「松くい虫防除特別措置法」(昭和62年から松くい虫被害対策特別措置法)、平成9年から「森林病害虫等防除法」に基づき各種の防除措置を実施してきました。その結果、松くい虫による被害は最盛期に比べるとかなり減少してきています。

 

しかしながら、被害量の一層の減少と地域的な拡大を防ぐためには、引き続き被害状況に即して徹底した防除活動を推進することが必要であり、その被害の特性から、国、都道府県、市町村、個別の松林管理者及び地域住民等の関係者が一体となって、総合的かつ持続的に取り組むことが重要です。

 

特に、こうした取組を効果的に進めるためには、松くい虫防除関係の諸制度から現場技術に至るまで、広範で高度な専門知識に精通し、各地における防除活動の的確な指導を行うことのできる人材や、松くい虫被害の深刻さや防除対策の緊急性等について、社会的な理解を深めるための普及啓発活動を積極的に行うことのできる人材を計画的に育成確保していく必要があります。

 

このため、(一財)日本緑化センターにおいては、平成16年度から松くい虫防除対策等についての知識・技術を有する専門技術者を養成する「松保護士資格養成事業」を実施しています。

 

 

  松保護士とは

 

松保護士とは、全国に流行して松を枯らしているマツ材線虫病について幅広い知識を持ち、被害現場に適した防除対策を考え、実際に作業指導を行う専門家です。

 

ただし、松保護士の仕事はマツ材線虫病から松を守ることだけではありません。私たちの生活と松との関わりなどを幅広く伝えていく役割も期待されています。

 

そのため本講習会では、マツ材線虫病に関することばかりでなく、松の歴史や文化、松という樹木の生理・生態、松のもつさまざまな役割、マツ材線虫病以外の松枯れなどについても幅広く学んでいただき、松のエキスパートとなりうる人材を養成しております。

 

平成29年4月現在、全国で512名(男性486名、女性26名)の松保護士の皆様が、地域で愛されてきた松原や老松を守るとともに、松についてのさまざまな知識の普及のために日々活躍されています。

 
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