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緑化樹木の移植技術
グリーン・エージ掲載記事から
当センター月刊誌グリーン・エージ掲載記事の中から、移植技術に関連する記事を掲載しています。
記事はすべてPDFデータです。
植村 誠次 林業試験場浅川実験林長(当時) 1975年4月号に掲載
農林省林業試験場(現・独立行政法人森林総合研究所)で開発実施している成木緑化樹(樹高5〜10m、胸高直径15cm内外)の新しい移植(山取り)方法(A法・B法)ならびにコンテナー(ポット)栽培、人工土壌について解説。
A法…(1)選木(2)根廻し(鉢取り)の時期(3)山取り方法(4)掘り取り(移植)(5)運搬、仮植、定植 等。
B法は現在の環状剥皮工法。
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桜の大木の移植
高原栄重 本州緑化常務取締役(当時)
(1)根回しまで 1980年7月号 移植の経緯と工法、根回し後の経過まで。
(2)移植工事 1981年8月号 移植工事について詳細に記載
多摩ニュータウンのB−4地区の小高い丘の上に、推定200年以上の桜の大木があった。ニュータウン建設のために、その桜の下を京王線が通ることになった。御神木であったこの桜は、地主や付近の人々から「救済」の注文がつけられ、協議の結果、「植え替え」が決定した。しかし、「桜の老木の移植の可能性」を調査した結果、「相当難しい」との結果がでた。それでも「とにかく、現在持っている限りの技術をつくして移植してみよう。たとえ枯れても、老大木の移植の限界に挑戦したことでいろいろの意味を持つだろうし、活着しないとわかっているわけでもない」という結論に達し、桜の老木の移植準備が始まった。
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(1)根回しまで | PDF 1.49MB |
(2)移植工事 | PDF 7.69MB |
上尾市宝蔵寺のラカンマキの移植
増島 成郎 埼玉県環境部自然保護課長(当時) 1982年2月号に掲載
埼玉県上尾市原市の宝蔵寺境内の市指定天然記念物「ラカンマキ」が、東北・上越新幹線ルートにかかるため、昭和56年7月に移植された。
樹高5m程度のラカンマキが多い中で、このラカンマキは高さ10m、幹周り2.5mで、推定樹齢500〜600年とされており、昭和42年に市の天然記念物に指定されている。由緒ある名木として、当市周辺では広く知られており、住職をはじめ地元の要望により、移植、保護されることになった。
本文では、ラカンマキの由来、移植工程、問題点等について記述している。
※2010年3月現在も上尾市の文化財(天然記念物)として保護されています。
詳しくは上尾市のホームページを参照してください。
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スダジイの大木移植(市原ゴルフ場で)
宇津木 進 1984年2月号に掲載
1983年、千葉県市原市のゴルフ場造成地でスダジイの移植が行われた。スダジイは高さ16m、枝張15m、幹周3.5m、樹齢約400年という大木。近在の水田の水神木として信仰を集めていたもので、地元の強い要望から、ゴルフ場のクラブハウス前に移植されることになった。
移植は5月に行われた。事前に根廻しをしないため、鉢はやや大きめ(自重40トン)、127トンのクローラクレーンで吊り上げ、ソリをブルで引くというもの。移動は約800m。
本文では移植の方法、工程、苦労点等について記述している。
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建替事業における既存樹木の保存・移植・リサイクル
小木曽 裕 住宅・都市整備公団神奈川地域支社(当時)
1999年8月号に掲載
公団(現・独立行政法人都市再生機構)では団地の立替事業を行うにあたり、豊かな環境や美しい景観などの資産の継承と共に、都市緑化・地域環境保全・団地環境保全への貢献にも取り組んでいる。その取り組みの一環で、これまでにストックされてきた豊富な緑の資源を有効に活用していくための総合システム(グリーン・バンク・システム/保存樹木・移植樹木・リサイクル(伐採樹木))について、解説している。
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移植技術のワンポイントアドバイス(ビデオ副読本から)
当センター発行のビデオ「緑化樹木の剪定技術(完売)」の副読本として、平成13年に作成した資料を掲載します。
なお、本ビデオは、現在はDVD「緑化樹木の剪定・移植技術」として販売していましたが、現在は完売しています。
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