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当財団は設立以来、都市緑化に関する各種事業や調査・研究を行っていますが、毎年「都市緑化月間」である10月に『都市環境緑化推進研究会』を開催しています。 平成22年度は、第33回「生物多様性と自然再生 −都市の緑において求められる自然再生とその技術−」を10月28日(木)に開催いたしました。
開催日 |
テーマ |
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平成22年10月28日 |
生物多様性と自然再生 −都市の緑において求められる自然再生とその技術− |
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平成21年10月29日 |
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)支援シンポジウム −都市と生物多様性 その2− | |
平成20年11月10日 |
景観法を活用した緑のまちづくりの実践 | |
平成19年10月26日 |
環境緑化の推進における外来緑化植物の役割と課題 | |
平成18年10月19日 |
緑化の推進における外来植物の取り扱い | |
平成17年10月24日 |
自然再生のすすめ −子ども達の感性とまちの自然を豊かにするために− |
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平成16年10月28日 |
都市、山村の美しい景観・豊かな緑の形成 |
第33回「生物多様性と自然再生−都市の緑において求められる自然再生とその技術−」
「生物の多様性に関する条約」は、「生物多様性の保全」及び「その持続可能な利用」、そして「遺伝資源から得られる利益の公正かつ衡平な配分」の国際枠組みを調整し、これを締結するものです。
この条約への参加をふまえて、関係閣僚会議において閣議決定し策定されたものが「生物多様性国家戦略」です。本年3月には、平成20年6月に公布された「生物多様性基本法」に基づく初めての国家戦略となる「生物多様性国家戦略2010」が閣議決定されました。
この「国家戦略2010」では、人と自然との良いバランスが確保され、人と自然が共生することを通して恵み豊かな生物多様性を育む「いきものにぎわいの国づくり」が提唱されています。そして、これを達成するためには、それぞれの地域で地に足のついた活動が重要であり、地方公共団体や民間企業をはじめとする様々な主体や多くの国民による協働が必要であるとされています。
この「いきものにぎわいの国づくり」を具体化していくにあたって、「自然の再生」が重要な課題となる地域が「里地里山・田園地域」と「都市地域」です。
「自然再生」とは、自然環境が損なわれた地域において、有効な手段を用いて自然環境を修復・再生し、これを保全・育成することです。
里地里山・田園地域は、人々が農業を中心として自然をコントロールしてきた地域です。都市地域は、市街地が中心となる地域であり、緑地も人工的な緑が主体となっているが、都市により斜面地や水辺地に多くの二次的自然が残されています。これらの地域の自然は、人の適切な維持管理により成り立っていた自然であり、近年の社会環境の変化により人の手が入らなくなり、衰弱しつつある生態系を生物多様性の観点から健全なものに蘇らせ、その自然の多様性の「質」を再生・向上・維持することが必要かつ緊急な課題です。
本研究会においては、これらの背景をふまえて本年度の研究テーマを「生物多様性と自然再生」とするとともに、特に里地里山・田園地域と都市地域の「都市の緑に求められる自然再生とその技術」について、学識経験者の方々から各視点からの提案をいただくとともに、参加者の方々も含めた意見交換を行うものです。
・日 時 |
平成22年10月28日(木) 13:00〜17:00 ※終了しました |
・場 所 |
石垣記念ホール 会場地図 東京都港区赤坂1丁目9番13号 三会堂ビル9階 |
・主 催 |
財団法人 日本緑化センター |
・後 援 |
未定 |
・テーマ |
生物多様性と自然再生 −都市の緑において求められる自然再生とその技術− |
・参加者 |
全国の都市の生物多様性及び緑化業務担当者など約150名(先着順) |
・参加費 |
3,000円(当日) ※賛助会員は2名まで無料 |
・参加申込 | 申込書にご記入の上、FAX又はEmailにてお申し込みください |
・プログラム ※本研究会は造園CPD認定プログラムです(4.2単位) |
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・チラシ | |
・問い合わせ |
〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目9番13号 三会堂ビル 財団法人 日本緑化センター 緑化計画部 小山、藤井、山田 TEL 03-3585-3561 FAX 03-3582-7714 mail |