日本緑化センターの園芸療法への取り組み
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  当センターは、1991年に各国における園芸療法の現況調査を実施し、『ホーティカルチュラルセラピー(園芸療法)現状調査報告書』をまとめました。

 取りまとめにあたり、以下のことを改めて認識しました。
(1)
健常者ばかりでなく、高齢者や障害者に配慮した緑地づくりが必要である
(2)
多くの高齢者や障害者をかかえる社会となり、緑化分野からも積極的な対応が望まれる
(3)
園芸療法士の育成システムを確立することができれば、緑化分野に新しい人材を呼び込む有力な手段となる、

 1993年には、ダイアン・レルフ博士(バージニア工科・州立大学園芸学部)らを招き、わが国で初めて 園芸療法の講演会を行いました。また、主に身体障害者が植物や園芸を楽しむフィールドづくりの設計のポイント、参考となる庭園タイプを解説する、『Gardens for Everybody −ホーティカル チュラルセラピー実践のための庭づくり−』を制作しました。
 1994年には、第24回国際園芸学会議(京都)のあと、ダイアン・レルフ博士、ジェーン・ストーンハム(イギリス:レディング大学園芸学部講師)らによる、園芸セラピー・ワークショップを実施しました。
 園芸療法という言葉が、『イミダス』などの現代用語解説に1995年に登場し、様々なメディアに取りあげられたことから、多くの人々の注目と関心を引き起こしました。

 そこで、人々が健康に、楽しく生活するための多くの手がかりを秘める園芸、それを効果的に応用する園芸療法の可能性をさらに学び、様々な分野へ普及し、有効な活用をはかるため、1995年に 「園芸セラピー研究会」を発足させました。
 1999年11月には研究会も25回を数え、この間、イギリス、アメリカ東海岸、アメリカ西海岸・カナダ、アメリカ・カナダと4回の海外研究ツアーを実施し、さらに5種類の調査研究報告書を世の中に送り出 してきました。最新の報告書は1997年に出版された、アメリカ園芸療法協会の監修によるHorticultural Therapy and the Older Adult Populationの日本語訳、「園芸療法と高齢者」です。内容は生活の質の向上に寄与する住居景観の形成、介護型老人ホーム、長期ケア施設における事例など11のテーマ から構成されています。
 現在、研究会の会員数も1,300名を越え、緑化・造園、園芸、教育、福祉、医療の関連する分野で園芸療法への取り組みが芽生え、着実に根を伸ばしつつあります。
 
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