当財団は設立以来、都市緑化に関する各種事業や調査・研究を行っていますが、その一環として、都市緑化推進運動協力会の協力を得て、毎年「都市緑化月間」である10月に『都市環境緑化推進研究会』を開催しています。
平成20年度は、第31回「景観法を活用した緑のまちづくりの実践」を11月10日(月)に開催いたします。
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過去の開催
開催日
テーマ
第27回
平成16年10月28日
都市、山村の美しい景観・豊かな緑の形成
第28回
平成17年10月24日
自然再生のすすめ
−子ども達の感性とまちの自然を豊かにするために−
第29回
平成18年10月19日
緑化の推進における外来植物の取り扱い
第30回
平成19年10月26日
環境緑化の推進における外来緑化植物の役割と課題
景観法が施行されて4年目となり、多くの自治体で景観法を活用した景観計画が策定され、個々の実践が行われつつあります。
この景観法は、各自治体が取り組んでいる景観計画、つまり「地域の歴史・文化が凝縮された緑豊かで風格のある美しいまちづくり」を支援することが目的の一つです。
そして、この景観法の大きな特徴の一つが、今までの「モデル主導」型の制度ではなく景観コントロールの内容の多くを自治体の条例などで決めることができ、これを法律的にバックアップする「地域主導」型の制度であることです。
このことは、自治体は、この景観法を活用して「個々の地域独自の個性豊かな美しいまちづくり」を行うことが重要な課題となります。
では、「個々の地域らしい美しいまち」とは、どのようなまちでしょう。わが国の場合、欧米のように建物等で個性的なまちなみをつくることはむつかしいと言われています。歴史的建造物の集積がある場合は別ですが。
地域らしさを形成する景観の一つが、風土景観であると言われています。つまり、まちの基盤を構成する自然環境をどのような形で残し、活用するかにより地域景観の基本となる風土景観が大きく変わります。また、このような都市スケールの手法とは別に、地区スケールの方法として、建物等の人工物を修景・調和させる素材としての緑地や景観木をどのように保全し、配置・活用することも地域らしさを形成する有効な手法の一つです。
本研究会においては、このような地域の景観の「地」であるとともに「図」ともなりうる緑の活用を一つの切り口として、地域の個性ある景観の保全そして形成を目標に、今後多くの自治体で展開されるであろう「景観に配慮した美しいまちづくり」の実践を行うにあたっての参考となる基本的視点や参考事例の発表を行うとともに、多様な意見の交流を行うものです。
財団法人日本緑化センター
会長 上島 重二
1.日 時
平成20年11月10日(月) 13:00〜17:30
2.場 所
石垣記念ホール
会場地図
東京都港区赤坂1丁目9番13号 三会堂ビル9階
電話03−3582−7451(農林水産奨励会)
3.主 催
財団法人 日本緑化センター
4.テーマ
景観法を活用した緑のまちづくりの実践
5.参加者
全国の都市の景観及び緑化業務担当者など約200名(先着順)
6.参加費
無料
(なお、別途資料代として1,000円を当日申し受けます)
7.参加申込
FAX又はEmailにて
10月31日(金)まで
に以下の項目をお知らせ下さい。
1.参加者のお名前(ふりがな) 2.機関名(会社名) 3.所属部・課 4.住所
5.TEL/FAX/メールアドレス
申込書
PDF49KB
Word 28KB
プログラム
こちら
※本講座は
造園CPD認定プログラム
です。
問い合わせ・
連絡先
〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目9番13号 三会堂ビル
財団法人 日本緑化センター 緑化計画部 根岸茂・山田和司
TEL 03-3585-3561 FAX 03-3582-7714
E-Mail
negishi-s@jpgreen.or.jp