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緑化樹木供給・技術情報

在庫情報(平成24年度)

緑化樹木供給可能量

緑化樹木供給可能量とは、当年秋から翌年春にかけて公共・民間の造園緑化工事に一定の商品規格に達した緑化樹木およびグラウンドカバープランツの出荷可能な在庫数量をいう。

 

樹種群別の供給可能量
図1 樹種群別の供給可能量(単位:千本・鉢)
[平成24年度:51,154千本・鉢]
 
露地・コンテナ栽培の推移
図2 露地・コンテナ栽培の推移(単位:千本・鉢)

平成24年度の供給可能量は5,114万本となり、対23年度比(5,319万本)96.1%と若干の減少となっている。ピーク時(平成6年度、1億7,800万本)からの減少傾向はやはり止まらずに続いている(図1)。樹種群別内訳は、グラウンドカバープランツ(GCP)が最も多く全体の40.1%と4割を占め、次に低木常緑樹が4分の1強の27.5%、3番目にコンテナ樹木が15.1%の順となる。露地栽培物のシェアー44.9%に対し、コンテナ栽培物のシェアーは55.1%となっている。

主要な樹種群について種類別の内訳をみると、GCPでは、タマリュウ398万鉢(GCP全体の19.4%)、シバザクラ類238万鉢(同11.6%)、コグマザサ105万鉢(同5.1%)の構成となる。

低木常緑樹ではサツキ467万本(低木常緑樹全体の33.2%)、オオムラサキツツジ155万本(同11.0%)、ヒラドツツジ154万本(同10.9%)が上位3樹種を構成している。

コンテナ樹木は、Cham. pi. ‘フィリフェラ・オーレア’ 43万鉢(コンテナ樹木全体の5.6%)、オタフクナンテン35万鉢(同4.5%)、セイヨウベニカナメ33万鉢(同4.3%)が上位を占めている。

24年度の総数は23年度に対し3.9ポイント減少し、対23年度比は露地物100.7%に対しコンテナ物92.7%となり、コンテナ物は4年続けて減少する中で、露地物は2年続けて増加している(図2)。24年度露地栽培樹木の対前年度比の内訳は、高中木100.1%、低木101.1%となり、両方とも常緑樹(針葉樹を含む)は増加しているものの、落葉樹は減少している。とくに、高中木落葉広葉樹は半減している(1,500→791万本)。これは23年度まで都道府県支部単位の調査から、24年度より会員別集計に切り替えた集計方法の相違の影響を受けていることによる。コンテナ栽培物は樹木90.4%、GCP93.6%となっていることから、露地栽培物の増勢が全体の減少を弱めている。

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