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在庫情報<平成23年度>
緑化樹木供給可能量
緑化樹木供給可能量とは、当年秋から翌年春にかけて公共・民間の造園緑化工事に一定の商品規格に達した緑化樹木およびグラウンドカバープランツの出荷可能な在庫数量をいう。 |
図1 樹種群別の供給可能量(単位:千本・鉢) [平成22年度:55,053千本・鉢] |
図2 露地・コンテナ栽培の推移(単位:千本・鉢) |
平成22年度の供給可能量は5,505万本となり、対21年度比(6,084万本)90.5%とおよそ1割の減少となっている。ピーク時(平成6年度、1億7,800万本)からの減少傾向は止まらずに続いている(図1)。
樹種群別内訳は、グラウンドカバープランツ(GCP)が最も多く全体の47.0%と半数に近づき、次に低木常緑樹が23.4%、3番目にコンテナ樹木が16.6%の順となる。露地栽培物のシェアー36.4%に対し、コンテナ栽培物のシェアーは63.6%となっている。
主要な樹種群について種類別の内訳をみると、GCPでは、タマリュウ362万鉢(GCP全体の14.0%)、シバザクラ類290万鉢(同11.2%)、コグマザサ187万鉢(同7.2%)の構成となる。
低木常緑樹ではサツキ547万本(低木常緑樹全体の42.5%)、オオムラサキツツジ199万本(同15.4%)、ヒラドツツジ130万本(同10.1%)が上位3樹種を構成している。
コンテナ樹木は、Cham. pi. ’フィリフェラ・オーレア’ 65万鉢(コンテナ樹木全体の7.1%)、ヒペリカム・カリシナム49万鉢(同5.3%)、ブルーベリー類39万鉢(同4.3%)が上位を占めている。ブルーベリー類はコンテナ樹木上位3樹種に初めて登場している。
平成22年度の総数は9.5ポイント減少し、対21年度比は露地物82.7%に対しコンテナ物95.5%となり、露地物の減少率がコンテナ物をかなり上回っている(図2)。平成22年度露地栽培樹木の対前年度比の内訳は、高中木73.9%、低木86.7%、コンテナ栽培物は樹木86.6%、GCP99.3%となっていることから、高中木の26.1ポイント、とりわけ常緑広葉樹の半減(49.5ポイント減少)が顕著に影響している。
この調査は、昭和57年度より当センターと(社)日本植木協会が連携し実施しているもので、参考資料にこれまでの推移を次ページより示す。
毎年度の調査結果は、右図のCD-Rに作成し、関係機関に配布している。
平成22年度供給可能量の種種群別樹種別調査数は下表に示す延べ827樹種となる。
樹種群 | 樹種数 | ||
---|---|---|---|
露地栽培物 | コンテナ栽培物 | ||
高木 | 針葉樹 | 47 | 44 |
常緑広葉樹 | 62 | 53 | |
落葉広葉樹 | 109 | 72 | |
計 | 218 | 169 | |
低木 | 常緑樹 | 47 | 80 |
落葉樹 | 47 | 59 | |
計 | 94 | 139 | |
タケ・ササ類 | 13 | 8 | |
草本類 | 2 | 117 | |
ツル性類 | 常緑 | 35 | |
半常緑 | 1 | ||
落葉 | 1 | 12 | |
その他 | ヤシ類 7 | 球根類 11 | |
小 計 | 335 | 492 | |
合 計 | 827 |
樹種群別樹種の内訳はPDFデータを参照してください(2011年度版)。 63KB
樹種別供給可能量の数値はエクセルデータを参照してください(2012年度版/2013.3.14更新)。 17.8MB
※このエクセルデータの転載には許可が必要です。