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2020年2月号 No.554号
特集:都市農地の役割と可能性を探る
全国の農地面積460.9万haのうち、市街化区域とその周辺には、約4.3%にあたる19.8万haが分布しています。 都市農業振興基本法の成立、生産緑地法改正、都市農地の貸借の円滑化に関する法律を受けて、都市農地は良好な景観の形成、災害に備えたオープンスペースの確保、身近な農業体験・交流の場や潤い・安らぎといった緑地空間の提供など、多様な機能の発揮を期待されています。
本号では、都市農地の利用を多様な人たちに広げる可能性について解説します。
表紙:東京都国立市のコミュニティ農園「くにたち はたけんぼ」の6月、田植えの様子(写真:小林未央氏)
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目次
特集:都市農地の役割と可能性を探る
今日の課題:都市にあるべき土地としての農地 | 宮城大学 教授 舟引 敏明 |
貸借による都市農地の保全に向けて | 東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授 安藤 光義 |
農業者と都市住民による協働型コモンズの形成 | ㈱ニッセイ基礎研究所 社会研究部 都市政策シニアリサーチャー 塩澤 誠一郎 |
多文化共生ガーデンの社会的役割と運営方法 | 筑波大学 生命環境系 助教 新保 奈穂美 |
世界都市農業サミットの成果と課題 | 練馬区 都市農業担当部 世界都市農業サミット担当課長 毛塚 久 |
世界一"子育てをしたくなる"田園都市へ | NPO法人くにたち農園の会/㈱農天気 代表 小野 淳 |
多世代交流の場として畑を活用 | 畑農作業体験付き子ども食堂「畑こども食堂」 代表 谷中 哲也 |
連載・記事
緑道<38> 連載履歴 欧州グリーンベルトと鉄のカーテントレイル |
鳥取大学 農学部 教授 日置 佳之 |
アホガミ様とぴかったん<13> 連載履歴 蛇の抜け殻バッグ |
樹木医・森林インストラクター 岩谷 美苗 |
フランスからのペイザージュ便り<10> 連載履歴 景観的遺産としての街路樹 |
フランス国立高等研究実習院 博士研究員/シエル・ペイザージュ 代表 水真 洋子 |
サクラと樹木医<12> 連載履歴 国宝「松江城天守」と桜 |
樹木医 多々納 敏 |
自然再生事例<62> 連載履歴 長崎県対馬におけるツシマヤマネコ米の取組 |
佐護ヤマネコ稲作研究会 事務局 |
昆虫たちからみた里山の再生<7> 連載履歴 ジュンサイハムシ−ちいさな虫の大きな世界− |
㈱地域環境計画 大阪支社 生物多様性推進室 中西 奈津美 |
悠久の樹木<51> 連載履歴 種田山頭火のカラタチ(山口県) |
やまぐち自然共生ネットワーク 中村 裕三 |
現代の松原人<33> 連載履歴 松枯れ材再活用の取組 |
松保護士 佐藤 明利 |
緑地政策の周辺から<17> 連載履歴 地方分権改革と公園緑地 |
(一財)日本緑化センター 専務理事 浦田 啓充 |
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