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平成29年度 樹木と緑化の総合技術講座<後期> 概要
講義科目・講師名 講義のポイント

(座学)植栽基盤の調べ方
 〜現状の把握と改善方法〜

(実習)植栽基盤の調査器具の使い方
 〜長谷川式等調査器具の使い方がわかる〜

川九 邦雄 氏
(有)テラパックス・テクニカ 代表取締役

土壌硬度計を用いた測定の様子

緑化植物の生育を大きく左右する植栽基盤(土壌)整備の設計・施工・管理について、具体的なデータと実例をもとに、各事業段階で必要な調査のポイント、進め方について解説し、その原理からすぐに役立つ実用上の要点を震災復興の特殊条件等も踏まえてわかりやすく解説する。
午後の部では、野外において各事業段階でポイントとなる調査内容を解説しながら、調査手順が明らかになるように実演し、そこで得られた調査データの解析を行う。

 

実施状況と受講者の声

  • 長谷川式土壌貫入計、長谷川式透水試験器、山中式土壌高度計など、測定機器の一連の使用方法について体験しました
  • その場でPC出力したものを見ながら、土壌硬度の変化をすぐに確認できることに驚きの声が多く聞かれました
はじめて測定機器に触れることができてよかった。植栽基盤の重要性を改めて認識できた(造園コンサル)

樹木の病害診断と対策

金子 繁 氏
元森林総合研究所関西支所長

樹木の病害診断と対策

実習を通じて、緑化木に発生する病害の病原とその生態、及びその対策などを解説する。

 

実施状況と受講者の声

  • つくば研修センターにて標本等を使った講義を受けた後、徒歩10分の筑波実験植物園に移動し、実習を行いました
  • 木の葉や幹、枝に発生する様々な病徴を、葉の斑点や色、幹や枝の異常(腐朽・瘤)などを直接見ながら、観察する部位や場所、診断ポイントなどを学びました
マツノザイセンチュウをはじめて見ることができて感動しました(造園業)

樹木の虫害診断と対策

北島 博 氏

(独)森林総合研究所 広葉樹害虫担当チーム長

樹木の虫害診断と対策
緑化木に発生する虫害の診断のポイント、その対策は何か。木の葉や幹、土の中などに産み付けられた虫の卵、幼虫や蛹、食害痕などを直接観察し、特徴を解説する。

 

実施状況と受講者の声

  • つくば研修センターにて標本等を使った講義を受けた後、徒歩10分の筑波実験植物園に移動し、実習を行いました
  • 木の葉や幹、土の中などに産み付けられた虫の卵、幼虫や蛹、食害痕などを直接見ながら、観察する部位や場所、診断ポイントなどを学びました
マツノマダラカミキリやカシノナガキクイムシをはじめて見ることができて感動しました(樹木医)

樹木剪定の実際

中村 澄夫 氏

(株)千本杉

樹木剪定の実際

シラカシの生垣作成「仕立て工」の様子

高木剪定について、基本剪定(冬期剪定、基本樹形の骨格枝を作る)と軽剪定(夏期剪定、樹幹の乱れや混み過ぎを直す)の要領、常緑樹や落葉樹の特性を活かした剪定の要領を実演し、剪定の留意点を解説する。

 

実施状況と受講者の声

  • 支柱立込みと支柱結束方法の実演を見学した後、グループに分かれて植え穴を掘削し、シラカシの仕立て工(立て込み→枝抜き→整枝・剪定)を体験しました
  • はじめて剪定鋏を持つ受講生も、講師の指導により積極的に剪定作業を実践していました
剪定によって高垣の印象が大きく変わることにびっくりしました(区役所職員)

樹木移植の実際

松本 透 氏

(株)富士植木

断根法による発根状況確認の様子

1)断根法による発根状況確認の様子

断根法による根鉢掘取りの様子

2)断根法による根鉢掘取りの様子

環状剥皮の発根状況の確認の様子

3)環状剥皮の発根状況の確認の様子

環状剥皮の実践

4)環状剥皮の実践

環状剥皮の処理の様子

5)環状剥皮の処理の様子

高木移植の根回しと掘取について、根回しは鉢径の決め方、断根法の要領、林試移植法(環状剥皮、バーク堆肥の施用など)の要領を、掘取について、掘り下げ、整根、枝抜きの要領を実演し、移植の留意点を解説する。

また、昨年実施した林試移植法(断根法)による根回し一年後の発根状況を確認する。

 

実施状況と受講者の声

 

1)断根法による発根状況確認

  • 断根法を実施したシナノキの1年後の発根状態を観察しました
  • 発根状態の確認は、毎年、対象樹木を変えて実施する予定です
断根法でも大量に発根していたのでびっくりした(区役所職員)

2)断根法による根鉢掘取り

  • 根鉢の掘り取りと樽巻きの実演を見学した後、グループに分かれて、移植工事の一連の流れ(掘り取り、樽巻き、運搬、植栽)を体験しました
移植工事を実際に体験できてよかった(造園コンサル)

3)環状剥皮の発根状況の確認

  • 環状剥皮を実施したイチョウの発根状態を確認しました
  • 発根状態の確認は、毎年、対象樹木を変えて実施する予定です
剥皮部の根元側から集中的に発根しているのが、教科書のイラストと同じで感動しました(造園コンサル)

4)環状剥皮の実践

  • 環状剥皮の実演を見学し、環状剥皮の目的と留意点の指導を受けた後、グループに分かれて、環状剥皮を実際に行いました
思ったよりも形成層が堅いのに驚きました。木部を傷つけずに取り除くのが難しかったです(市役所職員)

5)環状剥皮の処理

  • 薬剤塗布の実演を見学し、塗布剤(チオファネートメチル剤やインドール酪酸)の種類や、塗布の目的、塗布する位置についての指導を受けた後、薬剤塗布を実際に行いました
かなり贅沢に(大量に)塗布するので驚きました。薬剤代がばかにならないかなと思いました(区役所職員)

樹勢総合診断

堀 大才 氏

NPO法人生態研究会 代表理事

グループ毎の診断の様子

1)グループ毎の診断の様子

グループ発表の様子

2)グループ発表の様子

樹木の健康度・衰退度・危険度の決め手となる診断項目毎の判定要領、カルテの作成方法、総合判定の考え方と手順について実習を通して解説する。
対象木を決め、受講者が樹木診断様式をもとに判定し、その結果をもとに討議する。

 

実施状況と受講者の声

 

1)グループごとの診断

  • つくば研修センターにて診断の講義を受けた後、徒歩5分のつくば市都市公園に移動し、診断実習を行いました
  • 調査対象木を一通り観察した後、グループに分かれて、対象樹木の総合診断(カルテの作成)を行いました
診断した経験がないので不安だったが、グループ内に樹木医さんがいたので安心した。わからないところは講師にその都度質問することができてよかった(造園業)

2)グループ発表

  • つくば研修センターに戻り、診断結果についてグループ毎に意見交換し、とりまとめを行いました
  • その後、グループ毎に診断結果の発表を行い、講師より、診断結果についてのアドバイスを受けました
診断結果の発表は緊張したが、自分の班はみんなで分担して項目毎に発表したのでよかった。また講師のアドバイスは、診るべきポイントが適切でためになった(団体職員)

 ※講師及び内容について一部変更することがあります。ご承知おきください

 

後期講座の様子(つくば研修センター)

後期講座の様子
  • つくば研修センターは、つくばエクスプレス(つくば駅)に近接し、駐車場、宿泊施設併設され、多くの受講者が宿泊施設を利用できます
最初は場違いな感じで緊張していたが、初日に懇親会があったので打ち解けることができた、同じ志を持った仲間ができた(個人事業主)

 

時間割 PDF233KB

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