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2020年3月号 No.555号
特集:居心地が良く歩きたくなる"緑"のまちなかを考える
政府は「居心地が良く歩きたくなるまちづくりの推進」を打ち出しました。 まちなかの官民空間をパブリックスペースとして一体的に修復・利活用し、人が集まる動機と居心地の良さがあり歩きたくなる空間を創出することにより、 多様な主体の出会いと交流によるイノベーションの創出や地域消費の活性化を図り、官民の投資の誘発等につなげることを具体の取組としています。 まちなかの緑は、芝生や水辺空間を含むパブリックデザインが、まちづくりや経済活動への波及効果をもたらしていると言われています。
本号では、このような国の動向に呼応し、居心地が良く歩きたくなるまちづくりにおける緑の役割や課題について、論説と事例から考えます。
表紙:丸の内仲通り「丸の内ストリートパーク」
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目次
特集:居心地が良く歩きたくなる"緑"のまちなかを考える
インタビュー・今日の課題:居心地が良く歩きたくなるまちづくりに向けた都市空間のリノベーション | 東北芸術工科大学 教授 馬場 正尊 |
ウォーカブルなまちなかと「芝生のチカラ」の活用について | 国土交通省都市局 公園緑地・景観課 公園利用推進官 峰嵜 悠 |
まちなかの緑がもたらす公衆衛生面の効果と課題 | 東京都市大学総合研究所 教授 飯島 健太郎 |
路地という伝統的まちなかにおける緑の有様と効用 | 佛教大学 社会学部公共政策学科 准教授 水上 象吾 |
江東区CITY IN THE GREEN(みどりの中の都市)の実現に向けて | 江東区 土木部 管理課長 石井 康弘 |
東遊園地のリノベーション | 神戸市建設局 公園部計画課 |
ヘルシー ストリート フォー ロンドン | (一財)日本緑化センター 松 正彦 |
連載・記事
人と環境<26> 連載履歴 都市の中に残された半自然草地としての刈取り草地 | 明治大学 農学部 教授 倉本 宣 |
緑道<39> 連載履歴 歩きたくなる緑道とは? その理論的考察 | 鳥取大学 農学部 教授 日置 佳之 |
昆虫たちからみた里山の再生<8> 連載履歴 オオムラサキ | (株)地域環境計画 東京支社 伊東 憲正 |
現代の松原人<34> 連載履歴 えりも岬海岸林復旧のために ―未来永劫― | えりも岬の緑を守る会 |
樹木の価値をつなぐ<34> 連載履歴 ファドゥーツ(リヒテンシュタイン) | (株)日建設計 技術長 森山 明 |
アホガミ様とぴかったん<14> 連載履歴 ふわ葬 | 樹木医・森林インストラクター 岩谷 美苗 |
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