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クロマツ雌花 松林実践講座

 

第12回「松枯れ防除実践講座」青森県で下記のとおり開催しました。


平成28年度(第12回)実施の報告はこちら

 

青森県は、松枯れ被害がない本州唯一の県でしたが、深浦地区で松枯れ被害が確認され、今後、青森県全体に被害が広がることが予想されます。青森の豊かな緑と美しい森林を保全・維持していくためには、松枯れに対する正しい知識と防除技術を誰もが身につけ、全員でこの難敵に立ち向かうことが求められます。

 
そのため、日頃より森林環境整備等に携わる森林組合、NPOをはじめ、造園・緑化土木施工業者の方々、業務を発注・管理を行う行政担当者が一体となり、松枯れ被害の実態とその病害虫に関わる生理・生態を理解していただくとともに、実習体験をとおして現場での実践に役立つ技術・知識を習得していただきます。

 
特に、業務を発注する病虫害防除担当者には、松枯れのメカニズムを正しく理解し、適正な時期に適正な方法で業務を発注することと、適正な検査・指示ができる能力を身につけることが求められます。
 

今後の森林病害虫防除活動をとおして緑豊かな青森の自然環境を後世に残す地域連携にお役立ていただくため、開催いたします。

 

第12回開催要項

主 旨: 松林の適切な防除計画の策定と的確な防除の実施に必要な技術・知識の習得を目的とする
対 象:

全国の松保護士樹木医、国有林および都道府県市町村の森林病害虫防除担当者、防除事業を実施する青森県、周辺の森林組合職員、造園施工、緑化土木施工業者など

日 程: 2016年9月8日(木)・9日(金)※終了しました
場 所:

講義 弘前大学 文京町地区キャンパス キャンパスマップ(外部リンク)

実習 弘前市 弘前公園 弘前公園へのアクセス(外部リンク)

研修・実習場所の案内図(PDF・249KB)

参加費:

一般参加者:16,000円(税込)
市町村森林病害虫等防除事業担当者:青森県内6,000円・県外9,000円(税込)
学生:無料

主 催: 一般財団法人日本緑化センター
後 援: 林野庁、国立大学法人弘前大学、青森県、弘前市、松保護士会、全国森林組合連合会、
青森県森林組合連合会、公益社団法人ゴルフ緑化促進会

 

 ※「松保護士登録更新制度対象講座」です。対象:4・5期 199-1〜315-1、9・10期 425〜484

 ※ 本講座は造園CPD(10.6ポイント)、樹木医CPD(10.4ポイント)認定プログラムです。

 

 講座スケジュール

  内 容

1日目

(講義)

報告1「青森県における松枯れの現状と課題について」

青森県 農林水産部

報告2「東北地方における松枯れの現状と北東北3県(被害先端地域)における防除の重要性について」

林野庁 森林保護対策室

講演1「マツ材線虫病の発生メカニズムと防除対策」

森林総合研究所 東北支所 中村 克典 氏

講演2「防除の実施にかかわらず被害の沈静化に至らない実態について」

千葉大学名誉教授 本山 直樹 氏

講演3「松林の再生計画−地域の環境に適応した後継樹の育成と土壌菌根菌との関係」

愛知県森林・林業技術センター 中島 寛文 氏

2日目

(実習)

1. 弘前公園の松枯れの防除実態とサクラの病害虫の実態について
2. 松林の観察方法(被害木の見分け方)
3. 小田式樹脂流出調査(調査手順と方法について)
4. 罹病検査のための材片採取の手順と方法
5. 被害木の後食痕、産卵痕等の説明
6. マツ材線虫病診断キットの使用手順の解説(㈱ニッポンジーン)

7. 予防・処理実習
・マツ枯れ予防樹幹注入実習(ゾエティスジャパン㈱・保土谷アグロテック㈱)
・土壌灌注剤実習(石原バイオサイエンス㈱)
・伐倒くん蒸実習(住化グリーン㈱)
・天敵微生物害虫防除剤実習(出光興産㈱)
8. 樹脂滲出状況の確認、剥皮箇所の補修(参加者)

 

講義・実習の内容は一部変更になる場合があります

2日間の講座修了者で修了証を希望する方には、修了証をお渡しします
国、都道府県または市町村の農林・緑化関連職員が当講座を受講した場合、講座受講の前後を問わず、マツ・松林の保護に関する業務経歴が通算して1年以上を有する方は、次年度の「松保護士の受験資格」が認められます。


前年までの実施・報告はこちらをご覧ください

 

 

お問い合わせ

一般財団法人日本緑化センター 緑化事業部 藤井、小田川

TEL:03-3585-3561/FAX:03-3582-7714

E-mail:jigyou●jpgreen.or.jp ※●を@に変えてお送りください

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