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緑化樹木腐朽病害ハンドブック ―木材腐朽菌の見分け方とその診断

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表紙画像

緑化樹木腐朽病害ハンドブック

―木材腐朽菌の見分け方とその診断―

 

定価:4,950円(本体4,500円+税)、送料別

ISBN978-4-931085-41-1

2007年8月発行

B5判 カラー192ページ

 

 

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概要

★緑化樹木腐朽病害に関する初めての専門書です

★森林総合研究所・阿部先生による木材腐朽菌65種のカラー写真と判別ポイント解説を掲載

 

本書は木材腐朽菌と緑化樹木の腐朽病害を解説することを目的として、「I 木材腐朽菌図鑑」と「II 緑化樹木腐朽病害の診断と対策」の2編から構成しています。

 

I 編は2つの章からなり、緑化樹木に発生する主な木材腐朽菌の判別方法について解説しています。

「1 木材腐朽菌図鑑」は本書の中核となるもので、主な木材腐朽菌65種類の写真・特徴・発生する樹種・腐朽型・分布・木材腐朽菌の簡易検索・用語解説について記載しています。

「2 木材腐朽菌の性質」は、木材腐朽菌をより詳しく知るため、木材腐朽菌の生活還・感染方法・胞子や菌糸の性質について解説しています。

 

II 編は、I 編に示す木材腐朽菌の基礎知識をもとに、実際の緑化樹木腐朽病害に対する診断と対策について述べています。

「1 緑化樹木腐朽病害の診断」では、木部の構成や腐朽の発生部位を明らかにし、腐朽病害の見分け方として、外見診断、VTA手法、機器診断の方法と手順を説明し、腐朽病害診断や腐朽程度判定の課題を示します。

「2 緑化樹木腐朽病害の対策」では、平成17〜18年度に全国の樹木医にご協力いただいた緑化樹木腐朽病害実態調査にもとづく腐朽病害の現状、心材腐朽と辺材腐朽に分けた被害対策、木材腐朽菌の侵入要因を整理し、自然災害と人為的被害に分けた予防対策の方法と手順を説明し、被害と予防の課題を述べています。さらに、上記の実態調査の中から特徴的な被害事例を選定し、4つのモデル対策を具体的に提示しています。

 

巻末には木材腐朽菌と腐朽病害に一般的な用語の索引を掲載しています。

 

 

本書は、社団法人ゴルファーの緑化促進協力会(現 一般社団法人ゴルフ緑化促進会)の30周年記念事業の一環として、当センターが委託を受け調査・取りまとめを行い発行したものです。

 

 

目次

腐朽病害ハンドブック表紙

I 木材腐朽菌図鑑

 1 木材腐朽菌図鑑 ※掲載菌の一覧はこちら

 2 木材腐朽菌の性質

II 緑化樹木腐朽病害の診断と対策

 1 緑化樹木腐朽病害の診断

  1.1 樹木の腐朽病害について

  1.2 腐朽病害の見分け方

  1.3 腐朽病害診断の課題

  1.4 腐朽病害の腐朽程度判定の課題

 2 緑化樹木腐朽病害の対策

  2.1 腐朽病害の現状

  2.2 被害対策の考え方

  2.3 予防対策の考え方

  2.4 被害・予防対策の課題

  2.5 モデル対策事例

索引

資料編

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