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価格情報<平成21年度>
表1 調査対象種の内訳
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図1 高木花木の樹種群別推移 |
はじめに
この価格調査は、「建設物価」等で掲載していない緑化樹木、グラウンドカバープランツ(GCP)のうち、需要者ニーズの高いものについて情報提供し、需給の円滑化に資することをねらいとしている。
実施主体は、緑化樹木調達難易度判定会議(財団法人日本緑化センター・社団法人日本植木協会)で、全国の調査モニターの協力を得て行うものである。
調査対象は、緑化樹木、GCPおよび庭園樹木とし、樹種の内訳は、表1に示すとおりである(調査結果の詳細は建設物価「未掲載樹種」を参照)。
緑化樹木をめぐる最近の動き
高木花木について、昭和63年度から平成20年度まで5年毎の供給可能量推移を検討してみる。
高木常緑広葉樹の花木供給可能量は平成10年度まで増加、その5年後に約半分(50.4%)に減り、平成20年度102万本となる。高木落葉広葉樹の花木は平成5年度まで増加、その後減少へ転じ平成20年度101万本となる(図1)。
表2に示すように常緑高木の花木は、8樹種でフサアカシアとホソバタイサンボクを除くといずれも生垣用に使用される樹種が占めている。摘要欄は新規の調査樹種が登場した年度を示し、例えばコウオトメツバキは平成10年度から得られたデータによる。トキワマンサクは唯一平成10年度1〜5万本から平成20年度10〜50万本のクラスヘランクアップしている。
落葉高木の花木は、27樹種と常緑高木の3倍以上となる。平成20年度に向かいランクアップしている樹種は、エゴノキ、ナツツバキ、ハナミズキ、ヒメシャラ、ヤマボウシの5樹種となる。サクラ類は、オオシマザクラ、オオヤマザクラ、カンヒザクラ、サトザクラ、シダレザクラ類、ソメイヨシノ、ヤマザクラの7樹種を含み、ソメイヨシノが10〜50万本の安定位置を保持している。
常緑・落葉を合わせタチカンツバキを例外として、残り全樹種の平成20年度における供給水準を整理すると、1万本未満層は9樹種、1〜5万本は14樹種、5〜10万本は4樹種、10〜50万本は7樹種の内訳となる。
表2 花木樹種別の数量変動(昭和63年度から平成20年度) |
出典:「緑化樹木の供給可能量調査」(財)日本緑化センター・(社)日本植木協会 |