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グリーン・エ−ジ

2017年12月号 No.528号

特集:樹木治療の検証と事例の活用を考える

 

 樹木医が取り扱う樹木のなかでも巨樹・名木のような希少価値のある樹木は、繰り返しや再現など生物学的実験の対象とはなりにくいことから、診断・治療の臨症事例の蓄積が欠かせません。さらに、治療事例は一定年数経過後の樹勢回復状態を確認し、治療方法の有効性を検証することが重要です。

 このような検証を伴う治療事例を活用することで、的確な治療方法の選択が可能となります。

 本号では、治療の検証方法、治療事例の蓄積と活用、いくつかの治療事例とその検証を通して、樹木治療の検証と事例の活用について考えます。

 

 

表紙:難波神社のクスノキ(大阪府)(写真:山本崇正)

 

 

※完売しました

 

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<グリーン・エージ表紙>

目次

 特集:樹木治療の検証と事例の活用を考える
今日の課題・診断と治療の事例報告に期待する 東京農工大学 農学部 助教 渡辺 直明
樹木医技術の確立のため過去の治療事例の検証を 東京大学 大学院 農学生命科学研究科 教授 福田 健二
治療事例の蓄積と活用 東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授 山田 利博
幹開口部へのモルタル閉塞処置の有効性−難波神社のクスノキの事例 株式会社 山満造園/樹木医 山本 崇正
損傷したイチョウ街路樹の外科治療の検証 東京樹木医会 佐々木良典
天然記念物「杉沢の大スギ」の樹勢回復の検証 二本松市教育委員会 文化課 吉田 陽一
国指定名勝 檜木内川堤(サクラ)樹勢回復の簡易検証 (公財)日本花の会 全国さくらの名所づくりアドバイザー/秋田県仙北市さくらアドバイザー/樹木医 黒坂 登
 

 

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