HOME > 機関誌・技術図書 > グリーン・エージ > バックナンバー > 2017年5月号
2017年5月号 No.521号
特集・植物に及ぼす温暖化の影響を考える
地球温暖化は、平均的な気温の上昇のみならず、異常高温(熱波)や大雨・干ばつの増加などのさまざまな気候の変化を伴っています。その影響は、早い春の訪れなどによる生物活動の変化や、水資源や農作物への影響など、自然生態系や人間社会にすでに現れています。
本号では、温暖化による森林生態系・マングローブ生態系や植物季節の変化、どんぐりの豊凶、ポリネーターの活動、森林病虫害の発生状況など、植物への影響について考えます。
表紙:八甲田・毛無岱(けなしたい)湿原のオオシラビソとワタスゲ(青森県)(写真提供:三浦幸雄 氏)
|
目次
特集・植物に及ぼす温暖化の影響を考える
今日の課題 植物に及ぼす温暖化の影響を考える |
国立科学博物館 名誉研究員 | 近田文弘 |
日本列島の森林生態系と気候変動 | (研)森林総合研究所 国際連携・気候変動研究拠点 気候変動研究室長 | 松井哲哉 |
マングローブ林の減災機能と炭素貯留量 | NPO法人 国際マングローブ生態系協会 理事長 | 馬場繁幸 |
温暖化による植物フェノロジーの変化 | 兵庫県立大学大学院 シミュレーション学研究科 准教授 | 土居秀幸 |
どんぐりの豊凶と地球温暖化 | 京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 特定研究員 立木佑弥/九州大学大学院 理学研究院 准教授 佐竹暁子 |
|
ポリネーターの役割と環境変化について | 京都産業大学 総合生命科学部 准教授 | 高橋純一 |
イヌマキの害虫キオビエダシャクの分布拡大予測 | 森林害虫被害拡大研究グループ | |
森林病害と気候変動 | 日本大学 生物資源科学部 教授 | 太田祐子 |
連載・記事
アジアンランドスケープへの模索<6> 連載履歴 シンガポール編2―自然と都市のデザイン― |
増田元邦 | |
緑道<15> 連載履歴 台湾の自然保護区の緑道 |
鳥取大学 農学部 教授 | 日置佳之 |
人と環境<17> 連載履歴 テムズ川の温暖化対策の概要と実施状況 |
明治大学 農学部 兼任講師 | 岡田久子 |
先輩からのメッセージ<2> 連載履歴 人と樹木の橋渡し 本文を読む |
22期樹木医(2012年・東京都)/NPO法人 樹木生態研究会 事業推進委員長 |
安達菜菜 |
草木に学ぶ里山の自然再生<81> 連載履歴 タンポポ |
日本緑化センター 主任研究員 | 麻生 嘉 |
工場緑化に関する権限委譲等について |
日本緑化センター 専務理事 | 浦田啓充 |
平成29年度 公園緑地・景観等関係予算の概要 |
国土交通省都市局 | |
平成29年度 環境省予算の概要 |
環境省自然環境局 |
本誌掲載写真をカラーで掲載しています → フォトギャラリー
本誌掲載記事で参照しているウェブサイトの一覧を掲載しています → リンクギャラリー