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2017年3月号 No.519号
特集・海浜植物の保全を考える
わが国の砂浜は減少傾向にあり、海浜植物も著しい衰退がみられます。 海浜植物には砂の移動を抑え、砂丘を維持し、砂浜の生態系を保全する大切な役割があります。 本号では、砂浜の特徴と環境、海浜植物の現状を明らかにしたうえで、保全の観点から、海岸林と砂草地の関係、海浜植生の再生や保全の事例、海流散布植物の生態を通して、海浜植物の保全について考えます。
表紙:遠州灘のアカウミガメ(写真提供:田中雄二氏)
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目次
特集・海浜植物の保全を考える
今日の課題 海浜植物・海浜植生を保全する意義 |
兵庫県立淡路景観園芸学校 /兵庫県立大学 准教授 |
澤田佳宏 |
海岸砂丘の特徴と環境 | 鳥取大学地域学部 教授 | 永松 大 |
絶滅の危機にある海浜植物の現状 | 広島工業大学環境学部 准教授 | 岡 浩平 |
海岸林における砂草地の機能と保全 | 山形県最上総合支庁 産業経済部 森林整備課長 | 梅津勘一 |
仙台平野海岸林造成地への海浜植生の導入 | 北の里浜 花のかけはしネットワーク 代表 | 鈴木 玲 |
海路を旅する植物 −汎熱帯海流散布植物から考える海浜環境の保全 |
ふじのくに地球環境史ミュージアム | 髙山浩司 |
砂浜の海浜植生とアカウミガメ | NPO法人表浜ネットワーク 代表理事 | 田中雄二 |
湘南海岸 砂草の100人里親プロジェクト ー海浜植物の里親制度による保全活動の紹介 |
認定特定非営利活動法人ゆい 理事長 | 荒井三七雄 |
連載・記事
アジアンランドスケープへの模索<5> シンガポール編(その1)―都市と方位― |
増田元邦 | |
自然遺産を守り伝える<3> V 生育基盤診断・対策に際しての重要な知見と課題 |
元静岡大学教授 | 伊藤忠夫 |
草木に学ぶ里山の自然再生<80> 連載履歴 身近な自然植生 |
日本緑化センター 主任研究員 | 麻生 嘉 |
トピックス クビアカツヤカミキリによるサクラ等の被害について |
浦田啓充 | |
自然再生士補が参加した福井県・白山地区での自然再生実施研修 |
福井県立大学 海洋生物資源学部海洋生物資源学科 3年・自然再生士補 | 小林亜梨沙 |
開催報告 東京都主催「生物多様性の回復に向けた緑化推進フォーラム」 |
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開催報告 第3回 高田松原再生講座/ゴルフ場環境セミナー |
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