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2015年1月号 No.493号
2015年1月号掲載「シカの増加が森林生態系に及ぼす影響の現状と課題−奥 日光の事例を中心に−」に、編集の誤りがありましたことをお詫びし、訂正いたします。
執筆者である小金澤正昭先生とともに読者の皆様にもご迷惑をおかけしましたこ とを、深くお詫び申し上げます。
28頁、3〜5行目の掲載文章
「そして、捕食者(オオカミ)の絶滅によって歪められた生態系を、捕食者(狩猟者)の導入によって健全な生態系に回復させようという試みは、日光の自然を
守る究極的な問題解決の糸口であるといえる。」
上記のカッコ書きは編集側で加筆したもので、執筆者の確認を得ないまま発刊 しました。改めてお詫びするとともに、カッコ書きを削除します。
平成27年1月26日 一般財団法人日本緑化センター グリーン・エージ編集長 瀧 邦夫
特集・災害に備える安全な環境を考える
東日本大震災から4年目を迎えたものの、震災の打撃から生活や産業を再建する歩みは遅く、放射性物質の汚染は極めて深刻な状況にあります。昨年は、ゲリラ豪雨による土砂災害、火山噴火、さらにシカ・クマ等による自然植生・農産物・人的被害といった環境変動に起因する災害等が集中的に発生しました。
新年号では、災害に備える安全な環境づくりに求められることを考えます。
表紙:兼六園の雪吊り(石川県ホームページより)
目次
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−特集・災害に備える安全な環境を考える−
- 年頭にあたって−災害に備える安全な環境を考える− / 篠田和久
- 新・教育環境の創出−学校に体験型自然緑地を義務化 / 進士五十八
- 緑花で地域の安全基盤の構築を / 和田新也
- 生活の安全をランドスケープから確保 / 濱野周泰
- 宇久須にみる豊かな田舎の夢 / 桜井尚武
- 過去の災害から学ぶ自然のちから / 能勢秀樹
- 海岸防災林の震災からの復興 / 芳賀義雄
- 災害に備える安全な環境についての私感 田丸敬三
- 人類中心から共存共尊への出発 / 麻生直樹
- WUPの発足とパークマネジメントの国際職能資格 / 田代順孝
- ヴァーチカルグリーン / 有路 信
- 森林を活用したESDの展開に向けて / 梶谷辰哉
- 環状2号線とコブシの木 / 郡司克人
- 里山再生に向けた放射性物質汚染の把握と対策の課題 / 千葉大学大学院園芸学研究科 教授 小林達明
- 温暖化と山地災害−激動の時代を迎えて−
- / (独)森林総合研究所 水土保全研究領域山地災害研究室長 大丸裕武
- シカの増加が森林生態系に及ぼす影響の現状と課題−奥日光の事例を中心に−
- / 宇都宮大学 雑草と里山の科学教育研究センター 教授 小金澤正昭
−連載・記事−
- 人と環境<5> 子嚢菌類(1)もうひとつのきのこの世界
- / 国立科学博物館 植物研究部 菌類・藻類研究グループ 細矢 剛
- フランスからのペイサージュ便り<3> 大トリアノン宮殿における新宿御苑の菊の大作り / 水真洋子
- 生きもの日誌<21> オヤニラミ−絶滅危惧種で外来種− / 和歌山県立自然博物館 学芸員 揖 善継
- 悠久の樹木<18> 閉ざされた渓流域にひそむ2本の巨樹(宮崎県)
- / ひむかのくに巨樹の会 主宰 池田隆範 悠久の樹木とは?
- 草木に学ぶ里山の自然再生<58>焼畑蕪 / 麻生 嘉
- 自然再生事例<28>楽しくホタルの里の再生を!−紙芝居を通して誰もが楽しく−
- / (株)カジオカL.A 代表取締役社長・主席ビオトープアドバイザー 梶岡幹生
- 樹木医の岡目八木<11>百人一首の樹木 / 持丸和朗
記事内カラー写真
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