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2014年9月号 No.489号
特集・企業とNPOの生物多様性保全への動向を探る
企業と自然保護の関わりは、経団連が1992年に自然保護基金及び運営協議会を設け20年以上の活動を行い、2010年のCOP10に合わせ他の経済団体と共同で生物多様性民間参画パートナーシップを立ち上げました。現在、同パートナーシップには500を超える企業・団体が参画している。また、2008年には企業と生物多様性イニシアチブ(JBIB)が設立し、熱心な企業が集まり本業と生物多様性保全を結びつける活動に取り組んでいます。
本号は、経済界における生物多様性保全への企業とNPOの取り組みについて、組織的活動、個別事例など最近の動向を探ります。
表紙:長野市大岡の里山(写真提供:岩間敏彦)
目次
−特集・企業とNPOの生物多様性保全への動向を探る−
- 生物多様性保全に果たす企業の使命を考える / 経団連自然保護協議会 会長 佐藤正敏
- 生物多様性と経済の役割
- / 一橋大学イノベーション研究センター教授・プレトリア大学日本研究センター長 米倉誠一郎
- 環境活動はNPOと企業が協働で事業を行う醍醐味が味わえる
- / NPO法人日本NPOセンター 事務局長 新田英理子
- 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)の最近の取り組み
- / JBIB持続的土地利用WGリーダー・(株)竹中工務店 技術研究所 主席研究員 三輪 隆
- 日本の森と里山を守り、人と生物を育む紙「里山物語」 / 中越パルプ工業(株) 営業企画部 西村 修
- 生きもの豊かな田んぼ −人にも生きものにも良い「食」を目指す−
- / (株)アレフ 農業研究部 ふゆみずたんぼプロジェクトリーダー 橋部佳紀
- クラウドサービスの提供による生物多様性保全支援 / 富士通(株)環境本部グリーン戦略統括部 畠山義彦
- 生きものを育む「企業緑地グリーンベルト」 / 住友林業緑化(株)環境緑化事業部 技師長 伊藤俊哉
- MATAGIプロジェクトが結ぶ産地と消費地のつながり / 山口産業(株)専務取締役 山口明宏
−連載・記事−
- <新連載>19世紀後半フランスにおける日本由来植物
- / 人類植物学者・仏国立科学研究所名誉研究者 ジョルジュ・メテリエ/水真洋子(訳)
- 人と環境<2> 沿岸生態系における藻場の生態的役割(上) / 東京大学大気海洋研究所 准教授 小松輝久
- 未知しるべ<4> 不思議に満ちたササの一生 / 秋田県立大学生物資源科学部 教授 蒔田明史
- 生きもの日誌<18> トビケラ / 大阪府立大学 名誉教授・同客員教授 谷田一三
- 悠久の樹木<15> 日本一のヒバ(青森県) / 樹木医 斎藤嘉次雄 悠久の樹木とは?
- 自然再生事例<25> 里山公園が「つなげる・広げる」自然再生
- / かなたけの里公園指定管理者・チーム里の環 副所長 松本和也
- 草木に学ぶ里山の自然再生<55> ヒガンバナとキツネノカミソリ
- / (一財)日本緑化センター研究員 麻生 嘉
- 樹木医の岡目八木<9>"遊び"と樹木 / 持丸和朗(樹木文化研究所 樹木医・科学ジャーナリスト)
記事内カラー写真
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