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グリーン・エ−ジ

2013年7月号 No.475号

グリーンエージ2013年7月号表紙
特集・花粉と環境

花粉は植物の増殖に必須の働きを有し、ミツバチが巣に運ぶ花粉ダンゴは重要な栄養源である。花粉分析は地質学、古生物学、考古学、林学などの有効な解析手法となる。その一方、花粉症は現代社会が抱える深刻な疾病でもある。

本号は、花粉の役割を広い視点から捉え、環境の中における意義について考える。

 

※世界の主食となるイネ、ムギ類、トウモロコシは、風の助けを借りて受粉します。1993年は梅雨前線が居座り、イネの花粉が流れ、受精が妨げられたことでコメの凶作となりました。花粉は世界の人々の食生活の鍵を握っているのです。一方、わが国ばかりでなく、米国、欧州でも花粉症に悩む人たちが増え続けています。

このような花粉と環境についてお伝えします。

 

表紙:イネの花から花粉を集めるセイヨウミツバチ

 

 

※完売しました

 

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目次

−特集・花粉と環境−
  • 今日の課題・花粉と環境−その多面的な機能と指標−
  •  / (一財)進化生物学研究所 湯浅 浩史
  • 植物に由来するアレルゲン/ NPO食の安全と安心を科学する会理事 小川 正
  • 花粉症の原因となる植物 / 東海花粉症研究所所長 宇佐神 篤
  • 花粉症とスギの林木育種 / 森林総合研究所林木育種センター
  • 考古学と花粉分析 / 古代の森研究舎代表 吉川 昌伸
  • 蜂と花粉 / 玉川大学名誉教授・同大学ミツバチ科学研究センター 佐々木 正己
  • スギ花粉の拡散と花粉症 / 京都大学大学院教授 川島 茂人
−連載・記事−
  • 樹木医の岡目八木<2>樹木のかたち・フラクタル / 持丸 和朗
  • 生きもの日誌<4> オオムラサキ〜里山林を悠々と飛ぶ日本の国蝶〜
  •  / 神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館員 高桑 正敏
  • 樹木が刻む悠久の時〜地元が選ぶ悠久の樹木100選<2> 蒜山の森のマザーツリー
  •  / 鳥取大学農学部教授 佐野 淳之(樹木医) 矢印悠久の樹木とは?
  • 草木に学ぶ里山の自然再生<44> スギナ /麻生 嘉
  • 海外の緑化事情<56> シンガポール「ガーデン・シティ」の変貌 / 西田 正徳
  • 大学演習林からの便り<21> 高知大学演習林
  •  / 高知大学農学部付属暖地フィールドサイエンス教育研究センター 鈴木 保志
  • 自然再生事例<12> 群馬県立金山総合公園における里山再生の取り組み
  •  /山梅造園土木株式会社 佐藤 綾香(自然再生士)

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