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2012年7月号 No.463号
特集・植物と放射性物質
東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の植物・森林、あるいは土壌に対する影響が心配されています。今号では、現段階において得られた知見をまとめるとともに、除染の取り組みもお伝えします。
今日の課題は、日常の環境に存在する放射線量に対して、事故がもたらした放射線量の規模を明らかにします。空間に拡散した放射性物質が森林や公園でどのように蓄積され、これらの放射性物質をいかに除染するか、具体的方法をお知らせします。
表紙:落ち葉除去による除染/福島県郡山市 撮影:高橋正通
目次
−今日の課題−
- 環境と放射性物質/(株)千代田テクノル大洗研究所 柴田 徳思
−特集・植物と放射性物質−
- 森林と放射性物質/森林総合研究所研究コーディネータ 高橋 正通
- 牧草地の放射性物質と牧草への取り込み/東京大学教授 福田 裕穂
- 公園の植物と放射性物質〜緑地の保全と除染/東京農業大学准教授 水庭 千鶴子
- 森林の除染について/林野庁
- 放射性物質による汚染への対処について/環境省
- 公園の除染への取り組み/(財)福島県都市公園・緑化協会 逢瀬公園・緑化センター事務所長 茂木 浩
−連載・記事−
- 関さんの森が見つめる未来<2>都市計画道路と樹木の保存〜都市の緑の保全、ミティゲーションについて〜
/(財)日本緑化センター 藤井 孝信 - 草木に学ぶ里山の自然再生<33>チガヤ/麻生 嘉
- 海岸造園緑化技術入門<7>海岸造園植栽に適する樹種/野田坂 伸也
- 大学演習林からの便り<11>東京都の水源涵養地域に位置する奥多摩演習林/東京農業大学教授 菅原 泉
- 樹木医・研究と実践の現場から<40>栗林公園の樹木管理/香川県栗林公園 森川 茂仁