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2012年2月号 No.458号
特集 並木の保全・再生技術
並木( 街路樹)は、景観形成、環境保全、歩車道分離、防災、歴史的・文化的価値など、多くの機能を有する、都市に不可欠な存在です。
一方、 落ち葉や害虫・病害・剪定等の管理の難しさや、大径木・老齢木の樹勢維持、移植・伐採の可否などの問題を抱えています。
今号では、並木の取り扱いに対応した最近の事例を紹介し、これからの保全・再生技術を考えます。
表紙:大島町大宮の松原から遠望する富士山/東京都
目次
−特集 並木の保全・再生技術−
- 今日の課題・景観から考える街路樹/東京大学教授 堀 繁
- 根株腐朽被害多発路線での街路樹再整備/NPO法人自然への奉仕者・樹木医協力会
- サクラ並木の保全・再生に向けて 〜京都市サクラ景観創造プロジェクト〜/京都市建設局
- 大島マツ並木保全のための移植事例/(株)富士植木
- 並木のアセットマネジメントとリスクマネジメント/有賀 一郎
−連載・記事−
- 「わらだやしき自然教室」の自然通信<54>地図を楽しむ/姉崎一馬
- 津波被害から松原、地域を再生する<10>被災地石巻で生まれた日本海岸林学会からの声明
- /山形大学教授 林田 光祐
- 樹木医・研究と実践の現場から<36>弘前方式によるサクラ管理育成法/樹木医 小林 勝
- 大学演習林からの便り<6>一番古い演習林の、一番新しい計画とは?/東京大学 相川 美絵子
- 海岸造園緑化技術入門<2>造園緑化技術から見た海岸の環境 2/野田坂 伸也
- 草木に学ぶ里山の自然再生<29>コウボウムギ/麻生 嘉