松保護士の手引き(改訂2版)
マツ再生プロジェクト
定価:693円(本体630円+税)、送料別 ISBN978-4-931085-34-3 2005年3月発行 A5判 カラー80ページ
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概要
「マツ材線虫病」は、世界の3大森林病害のひとつです。
明治38(1905)年に長崎県で最初に確認された松枯れの被害から100年を経た今日、マツ材線虫病は、なおわが国の松林を脅かしています。
本書は、マツ材線虫病に挑んできた研究者、現場技術者、地域の人々の取組をあらためて振り返るとともに、今なお終息することなく再び猛威を振るう機会をうかがっているマツ材線虫病について、子供から大人まで幅広い人達に関心をもっていただくことを意図して作成しました。
*本書は、小学校高学年生が理解できるように、各章・節のはじめの2ページにその章や節の内容をわかりやすくまとめています。
主要目次
- 第1章 マツと人と景観
- 第2章 マツを枯らす大敵の正体
- 第3章 マツ枯れ防止の取り組み
1)松枯れの推移
2)松枯れ(松くい虫)と法制度 - 第4章 マツ材線虫病の診断と防除
1)マツ林の植生
2)マツ材線虫病の発生メカニズム
3)マツ材線虫病の診断
4)マツ材線虫病の防除
5)樹種転換と抵抗性マツの利用
6)マツ林の手入れ - 第5章 マツ材線虫病に挑む
1)松保護士の仕事
2)樹木医の仕事 - 第6章 日本のマツ再生プロジェクト
- トピックス
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