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NGK・GGG共同主催 平成24年度「ゴルフ場の樹木管理セミナー」西日本地区 報告
平成25年3月5日(火)、大阪市(ユーズ・ツー会議室)において、一般社団法人日本ゴルフ場事業協会(NGK)・公益社団法人ゴルフ緑化促進会(GGG)共催による「ゴルフ場の樹木管理セミナー」西日本地区が開催されました。このセミナーは平成23年度より当面5年間実施するもので、ゴルフ場の経営者、支配人、グリーンキーパーの皆様にゴルフ場の緑地機能を高めるための適切な樹木管理への理解を深めていただくものです。 GGG大西理事長から、「このセミナーを通して、より良いゴルフ場、より良い環境づくりを考えていただきたい」との開会の挨拶がなされました。
最初は、「ナラ枯れの現状と対策について」衣浦晴生氏(森林総合研究所関西支所生物被害研究グループ・グループ長)より、「ナラ類集団枯死の原因と枯死メカニズム」、「対策と新たな防除技術」などの解説をいただき、次に「ゴルフ場を想定した松くい虫被害対策」を中村克典氏(森林総合研究所東北支所チーム長:松くい虫担当)から、「松くい虫被害とその防除手法」、「ゴルフ場のマツの松くい虫対策」などの説明を受けました。
続いて、「マツ類病虫害対策と樹勢回復」について、佐藤 仁志氏(日本樹木医会島根県支部副支部長)より、島根県支部作成のリーフレットをもとに主な病虫害の防除、マツの樹勢を目で見た判定するポイントなどの説明を受けました。
さらに、「生きものの里山をめざすゴルフ場ガイドライン」について、亀山章氏(東京農工大学名誉教授)より、ゴルフ場が生きものの生息地に適する理由、「生きものの里山をめざすゴルフ場ガイドライン(抜粋)」(GGG作成)のねらい・内容を解説いただきました。
閉会にあたりNGK大石専務理事より、ゴルフ場が何をしなければならないか具体的なお話しが聞けたのでは、ゴルフ関係団体は一致団結して行動することが大切であり、本日のセミナーを活かし、みんなが良い環境を維持していると思ってくれる、ゴルフ場に遊びに来てくれることを目指していきたいと、結ばれました。
今回のセミナーには約70名の皆様のご参加をいただき、当センターは、本セミナーの企画・運営に協力致しました。
公益社団法人ゴルフ緑化促進会 大西理事長
森林総合研究所関西支所 衣浦グループ長
森林総合研究所東北支所 中村チーム長
日本樹木医会島根県支部 佐藤副支部長
東京農工大学亀山名誉教授
一般社団法人日本ゴルフ場事業協会 大石専務理事
西日本地区の座学風景