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クロマツ雌花 松林実践講座

 

第14回「松枯れ防除実践講座」秋田県で下記のとおり開催します。

 

秋田県には、日本の白砂青松100選に選定された能代海岸砂防林(風の松原)と西目海岸の2ヶ所があり、特に風の松原は、虹の松原や天橋立などの日本の名だたる松原のなかでも日本一の大きさを誇ります。また、21世紀に残したい、引き継ぎたい、森林浴の森100選として注目され、日本の音風景やかおり風景100選にも選ばれるなど、秋田県を代表する重要な観光拠点となっています。
これらの松原は、市民のレクリエーションの場として、そして先人の知恵が詰まった美しい松林として将来にわたり市民により守り育てられることが求められています。

 

一方、秋田県の松くい虫被害は、昭和57年度に旧象潟町で確認されてから次第に拡大し、現在では県内全域25市町村で被害が確認されています。また、平成26年度の被害量は14,873m3で、平成14年度の被害量ピーク時の38%と減少傾向にありますが、依然として予断を許さない水準にあります。


県内の民有林松林は約1.9万haあり、このうち、海岸林や景勝地などの重要な松林を防除対策を講じる地域に指定して、平成28年度には約7千haの指定松林に対し、伐倒駆除15,328m3、薬剤散布1,178haを実施するなど、秋田県では積極的かつ多角的に松枯れ防除事業に取り組んでいるところです。

 

しかしながら、夏の高温少雨などの突発的な気象条件の影響により被害がぶり返すなど、今後も引き続き、県、市町村、地域住民が協働でこの松くい虫被害に対して様々な対策を講じ、松林の保全に努めていく必要があります。

 

そのため、日頃より森林環境整備等に携わる森林組合、NPOをはじめ、造園・緑化土木施工業者の方々、業務を発注・管理を行う行政担当者や森林環境ボランティアの方々が一体となり、松枯れ被害の実態とその病虫害に関わる生理・生態を理解していただくとともに、実習体験をとおして現場での実践に役立つ技術・知識を修得していただきます。

 

特に、業務を発注する病害虫防除担当者には、松枯れのメカニズムを正しく理解し、適正な時期に適正な方法で業務を発注することと、適正な検査・指示ができる能力を身につけることが求められます。
 

今後の森林病害虫防除活動をとおして、緑豊かな秋田の自然環境を後世に残す地域連携にお役立ていただくため、開催いたします。

 

第14回開催要項

主 旨: 秋田県内における松林の適切な防除計画の策定と、的確な防除の実施に必要な知識や技術の習得を目的とします。

広く行政担当者、防除実施者及び地域住民の皆様のご参加をお待ちしております。

対 象: 防除事業を実施する松保護士、樹木医、造園業者、森林組合員、国および都道府県市町村の病害虫防除担当者、その他、NPO、ボランティア、地域住民等を対象とします(どなたでも参加可)
日 程: 平成30年9月6日(木)・7日(金)
場 所:

講義 秋田県立大学 大学院棟大講義室 キャンパスマップ(外部リンク)

実習 秋田県立大学 キャンパス内松林

9/7昼食

お弁当(幕の内弁当お茶付700円税込)をご希望の方は、事前にお申込が必要です。

参加申込書にご記入ください。

募集人数 80名(定員になり次第締切) ※学生については定員には含みません
主 催: 一般財団法人日本緑化センター
後 援: 林野庁、公立大学法人秋田県立大学、秋田県、秋田市、一般社団法人日本松保護士会、全国森林組合連合会、秋田県森林組合連合会、公益社団法人ゴルフ緑化促進会

 

「松保護士登録更新制度対象講座」です。
 対象:11・12期485〜567、平成26・27年に更新された松保護士、過去の失効者
 松保護士資格の更新のために受講する方の受講料は、下記区分にかかわらず20,000円となります
 一日単位での受講はできません。登録更新には本講座の修了証が必要です。

 

 

 受講料

大区分

小区分

1日目

2日目

両日受講

1.松保護士

更新予定の松保護士

20,000

2.一般参加者
(防除事業者)

樹木医、松保護士(更新予定者以外)、
造園業者、森林組合員等

6,000

10,000

16,000

3.行政担当者

国および都道府県市町村等の病害虫防除担当者

秋田県内

2,500

3,500

6,000

秋田県外

4,000

5,000

9,000

4.その他

NPO法人、地域住民、ボランティア

秋田県内

2,500

3,500

6,000

秋田県外

4,000

5,000

9,000

5.学 生

秋田県立大学関係者、県立大学学生

無 料

 

 

 講座スケジュール

  内 容

1日目

9/6(木)

(講義)

報告「秋田県における松枯れの現状と対策について」

秋田県 農林水産部 森林整備課

事例発表「教育の現場における松枯れの教育とその実践について」

公立大学法人 秋田県立大学 生物資源科学部 准教授 星崎和彦 氏

特別講演1「松枯れのしくみと防除およびその課題について」

(国研)森林総合研究所 東北支所 生物被害研究グループ長 中村克典 氏

特別講演2「日本海側における冬期の樹幹注入の実績と防除技術者養成、地域住民との連携について」石川県農林総合研究センター林業試験場 千木 容 氏(樹木医)


2日目

9/7(金)

(実習)

実習地:秋田県立大学秋田キャンパス内松林

1)秋田県立大学松林の管理方法と炭焼き窯(維持管理等)の解説
2)大学構内、周辺松林の観察と観察方法(被害木の見分け方)
3)小田式樹脂流出調査(調査手順と方法について)
4)罹病検査のための材片採取の手順と方法
5)被害木の後食痕、産卵痕、脱出孔等の説明
6)マツ材線虫病診断キットの使用手順の解説
(㈱ニッポンジーン)

7)各種実習
・マツ枯れ予防樹幹注入処理(ゾエティス㈱)

・土壌灌注剤処理(石原バイオサイエンス㈱)

・伐倒くん蒸実習/マツ類・ナラ類(レインボー薬品㈱)
・粘着・被覆材による逸出抑制法(森林総合研究所 中村氏)
8)樹脂滲出状況の確認、剥皮箇所の補修

 

講義・実習の内容・順番は一部変更になる場合があります

2日間受講の方で、修了証をご希望の方は、参加申込書にご記入ください(終了時に配布)。
国および都道府県市町村等の病害虫防除担当者が当講座を受講し、(本講座受講の前後を問わず)松・松林の保護に関する業務経歴が通算して1年以上を有する方は、次年度以降、松保護士資格試験に応募することができます。

前年までの実施・報告はこちらをご覧ください

 

申込期限 2018年8月6日(月)

  | ちらしと参加申込書  PDFファイル | 参加申込書のみ ワードファイル word ファイル |

 

お問い合わせ

一般財団法人日本緑化センター 緑化事業部 藤井、小田川

TEL:03-3585-3561/FAX:03-3582-7714

E-mail:jigyou●jpgreen.or.jp ※●を@に変えてお送りください

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