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緑化センターについて

緑化樹木の剪定技術

以下の内容は、ビデオ資料編「緑化樹木の剪定技術」・(財)日本緑化センターをもとに作成しています。

 

剪定の目的
  • 樹形を整える
  • 均整の撮れた生育を促す
  • 花や実のつきをよくする
  • 病虫害を防ぐ
  • 更新、若返りを図る

 

一般的な剪定
 
基本剪定 基本樹形の骨格枝を作る剪定
冬期剪定(一般に12月〜2、3月)
軽剪定 樹幹の乱れや混み過ぎを直す程度の軽い剪定
夏期剪定

 

 樹種群毎の剪定の時期
 
針葉樹 5〜6月と9〜10月
常緑広葉樹 5〜6月と9〜10月
落葉広葉樹 7〜8月と11〜3月
花木 秋から春または花後 ※樹種により異なる

 

剪定技術の基本
 剪定する枝(不要な枝) 剪定する枝

まず取り除くのは枯れ枝や病虫害に侵された枝、生育上不要な枝で、次に通風や採光などの障害になる枝、そして最後に樹形を整えるために枝葉を取り除く。

要な枝の剪定を1本の樹木イラストを使って以下に解説する。

 

  • 頂枝(シン)は一つにする。そして混みすぎた枝を切除する。
  • 枯れ枝や、病虫害に侵された枝、からみ枝、逆さ枝、ふところ枝などを切って通風や日当たりを良くする。
  • 樹木の幹や枝から真上に向かって精力的に伸びる枝を徒長枝という。その徒長枝や、胴吹き枝、ヤゴなどは樹勢を衰弱させるので切る。
  • 同じ方向に伸びる上下2本の枝となる平行枝は、バランスを考えてどちらかを切除する。また、一ヶ所から四方に伸びる車枝は整理する。

 

樹木全体としては、枝を同一方向にばかり向けないこと、また毎年、枝の同じ位置で切らないこと。そして、強い枝は短く、弱い枝は長く残すことが基本。


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