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緑化樹木供給・技術情報

在庫情報

「緑化樹木供給可能量調査」のあらまし<平成21年度>

緑化樹木供給可能量とは、当年秋から翌年春にかけて公共・民間の造園緑化工事に一定の商品規格に達した緑化樹木およびグラウンドカバープランツの出荷可能な在庫数量をいう。

 

平成20年度の供給可能量は6,213万本となり、対19年度比(6,076万本)102.3%と増加に転じている。ピーク時(平成6年度、1億7,800万本)から実に14年ぶりに減少傾向に歯止めをかけている(図−1)。樹種群別内訳は、グラウンドカバープランツ(GCP)が最も多く全体の41.9%、次に低木常緑樹が25.3%、3番目にコンテナ樹木が17.5%の順となる。露地栽培物のシェアー40.6%に対し、コンテナ栽培物のシェアーは59.4%となっている。


図1 樹種群別の供給可能量(単位:千本・鉢)[平成20年度:62,130千本・鉢]


主要な樹種群について種類別の内訳をみると、GCPでは、タマリュウ296万鉢(GCP全体の11.4%)、シバザクラ類257万鉢(同9.9%)、コグマザサ207万鉢(同7.9%)の構成となる。

 

図2 露地・コンテナ栽培の推移(単位:千本・鉢)

低木常緑樹ではサツキ598万本(低木常緑樹全体の38.0%)、オオムラサキツツジ192万本(同12.2%)、ヒラドツツジ154万本(同9.8%)が上位3樹種を構成している。

コンテナ樹木は、ヒペリカム・カリシナム63万鉢(コンテナ樹木全体の5.8%)、Cham. pi. ‘フィリフェラ・オーレア’48万鉢(同4.4%)、セイヨウカナメ類46万鉢(同6.3%)が上位を占めている。

20年度の総数は2.3ポイント増加し、対19年度比は露地物101.3%に対しコンテナ物102.8%となり、コンテナ物の増加率が露地物を幾分上回っている(図−2)

20年度露地栽培樹木の対前年度比の内訳は、高中木106.0%、低木100.5%、コンテナ栽培物は樹木103.1%、GCP102.8%となっていることから、GCPの約3ポイントの増加が、これまでの減少傾向を押しとどめたものである。

 

種群別上位10種の供給可能量推移(平成21年度)

 

供給可能量・調達難易度調査書CD-R

この調査は、昭和57年度より当センターと(社)日本植木協会が連携し実施しているもので、参考資料にこれまでの推移を次ページより示す。

毎年度の調査結果は、右図のCD-Rに作成し、関係機関に配布している。

平成21年度供給可能量の種種群別樹種別調査数は下表に示す延べ828樹種となる。

樹種群
樹種数
路地栽培物
コンテナ栽培物
高木 針葉樹
47
45
常緑広葉樹
62
56
落葉広葉樹
107
72
216
173
低木   常緑樹
45
79
落葉樹
48
59
93
138
タケ・ササ類
13
8
草本類
2
119
ツル性類 常緑
 
34
半常緑   1
落葉
1
12
その他
ヤシ類 7
球根類 11
小計
332
496
合計
828

 

 樹種群別樹種の内訳はPDFデータを参照してください(2009年度版)。  64KB

 樹種別供給可能量の数値はエクセルデータを参照してください(2009年度版)。  15MB

  ※このエクセルデータの転載は許可が必要です。

 

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