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グリーン・エ−ジ

2018年10月号 No.538号

特集:都市の大樹を次世代に引き継ぐ ―明治150年を記念して―

 

平成30年は、明治150年に当たる記念すべき年です。

神奈川県大磯町では記念事業として「明治記念大磯邸園」 の整備が進められているほか、全国各地で明治150年を記念した事業や行事が繰り広げられています。都市の緑の中には、150年あるいはそれを超えた長い時間をかけて育った大樹が天然記念物や保存樹木等に指定されて守られたり、都市のシンボルツリーとして市民に親しまれる存在になったりしています。

 

しかし近年、街路樹や公園樹の大径 木化に伴う健全性の維持や更新のあり方、倒伏・落枝等による事故の発生対策が課題になっています。


本号では、このような情勢の下、都市に生きる大樹をどのように保存し、都市景観の維持向上やまちづくりにどのように生かしていけばよいか、第41回 都市環境緑化推進研究会に参加される方や関連する活動を行っている方々の情報を集約し発信することにより、明治150年を記念するとともに、より望ましい都市緑化の推進に資することを 期待します。

 

表紙:荏柄天神社のイチョウ(鎌倉市)

 

 

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<グリーン・エージ表紙>

目次

 特集:都市の大樹を次世代に引き継ぐ ―明治150年を記念して―
今日の課題:都市の大樹を次世代に引継ぐには 東京農業大学 地域環境科学部造園科学科 教授 濱野 周泰
鎌倉における大樹の継承より捉えた観光まちづくり 日本大学 理工学部 准教授 押田 佳子
「みどり」からみる明治期日本の風景と自然観一考 奈良県立大学 ユーラシア研究センター 客員研究員 岡本貴久子
巨樹・巨木林調査及び関連する取組 環境省 自然環境局生物多様性センター 調査科
巨樹・老木の良好な樹形維持に向けた一考察 東京都23区の社寺を事例に (一財)日本緑化センター 小林 邦隆
明治記念大磯邸園の整備と国営武蔵丘陵森林公園の現状と将来展望 国土交通省 関東地方整備局国営昭和記念公園 事務所長 伊藤 康行
全国都市緑化やまぐちフェア−明治150年を記念した取組として− 第35回全国都市緑化やまぐちフェア実行委員会 事務局 神田 禮輔
 
 連載・記事

緑道<28> →連載履歴

小さな街並み保存と緑道

鳥取大学 農学部 教授 日置 佳之

自然再生事例<58> →連載履歴

白神山地における自然再生事業(その2)

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樹木医学からみた樹種特性<13> →連載履歴

樹種別解説 ―シラカンバ―

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悠久の樹木<47> →連載履歴

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緑地政策の周辺から<6> →連載履歴

市民緑地制度の新たな展開

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