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ポスターセッション <東邦レオ株式会社>
貫入抵抗測定器 レジストグラフ
レジストグラフとは、樹幹に細いキリを挿入して、材の健全度を測定する診断機器で、直径1.5mmの細いキリを樹幹に挿入し、キリにかかる抵抗値を測ります。
抵抗値が実寸で記録されるため、解析しやすいことが大きな特徴で、樹木の倒伏危険度診断における国際的なオソライザーであるドイツ、マテック博士推奨の国際的な標準機です。
都市樹木の倒伏危険度診断だけでなく、木製遊具の安全管理、木造建物の強度管理など幅広く活用されています。
樹木の腐朽部分とレジストグラフの測定結果です。
キリを挿入した際の抵抗が大きければ、樹木は健全です。しかし抵抗が弱かったり、あるいは殆んど抵抗がない場合は、腐朽しているか空洞化している恐れが十分あるため、注意が必要になります。
画像中、用紙の右側への波形が抵抗の大きいことを示しています。
樹体内部の障害状況を、いち早く検知可能なこの診断機器は、すでに国内販売実績14年、先進的な技術者の方々から高い評価をいただいております。
現在の最新鋭機であるIML-RESI F300s-Btは国内向け仕様変更機種です。直接の用紙記録に加え、波形データのパソコンへの転送、解析、波形描画まで可能になりました。軽量・コンパクト・低価格、加えて硬木にも対応できるように、改良が進み、より扱いやすく、高精度を実現しています。
横軸が測定部深さを、縦軸が抵抗(材の堅さ)を示し、樹木が健全な状態であれば、グラフには一定の抵抗が現れます。
抵抗を示す波が、途中不自然な形を示しているような場合は、材の強度が弱く、空洞や腐朽など何らかの異常があると考えられます。
<製造>
ドイツ IML-Instrumenta Mechanik Labor System GmbH,
Groser Stadtacker 2 69168 Wiesloch
<国内総販売元>
東邦レオ株式会社 東京都豊島区北大塚1-15-5
URL:http://www.toho-leo.co.jp/