平成20年度 樹木と緑化の総合技術講座 前期講座概要
 
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講義科目・講師名
講義のポイント
生き物を取り扱う技術の意義
福田 健二
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
樹木は進化の積み重ねによって形成されてきた生態系の中にあり、多様な環境要因の影響を受けながら生存している。生き物を取り扱う技術の根底には、そうした樹木の生存戦略がある。H19講座イメージへジャンプ
樹木と温暖化ガスの吸収固定
森川 靖
早稲田大学人間科学部教授
これからの環境緑化を考える上で、内外の森林の推移や地球温暖化対策に関する国際的な枠組み、地球上の炭素の分布・炭素収支などを知ることは極めて重要である。H19講座イメージへジャンプ
樹木の構造と生理
福田 健二
樹木を構成する組織の構造とその特徴、光合成や樹木体内の水分の移動、呼吸など樹木が生きていくたのメカニズムを学ぶ。H19講座イメージへジャンプ
造園分野における草本植物の取扱いについて
近藤 哲也
北海道大学大学院農学研究院教授
一部の外来植物が地域の固有の植生に与える影響が生態学的な視点から取り沙汰されている。植生管理の基本原理、自生種を取り扱う際の留意点など、またイングリッシュガーデンについても学ぶ。
土壌の診断
高橋 正通
(独)森林総合研究所立地環境研究領域長
樹木にとって土壌は成育の基盤であり、その性質は成長を左右する。土壌のでき方、わが国の土壌の分類、土壌診断調査の方法、樹木の成長と土壌の物理的環境、化学的環境への意味等を学ぶ。 H19講座イメージへジャンプ
土壌動物と土壌の形成
福山 研二
(独)森林総合研究所研究コーディネータ
樹木の成育には、土壌の化学性や物理性が影響するが、それらを決定づける土壌動物の種類、現存量、落葉などの分解活動を知ることは、樹木の育成管理上大切である。 H19講座イメージへジャンプ
松枯れとマツ材線虫病のメカニズム
田畑 勝洋
岐阜県立森林文化アカデミー講師
日本の松は衰退・消失の危機にあります。松枯れの原因の一つである、マツ材線虫病について科学的に分析し、そのメカニズムなどを知ることは極めて重要である。H19講座イメージへジャンプ
菌根菌と樹木の健康
岡部 宏秋
元(独)森林総合研究所微生物生態研究室長
植物と菌根菌とは、互いに物質交換しながら共生している。それらの形やメカニズムを知ることは、樹木を健康に育成管理する上で極めて重要である。H19講座イメージへジャンプ
樹木の分類
濱野 周泰
東京農業大学環境科学部助教授
樹木の種類と特徴を知ることは、緑化木を取り扱うものにとって不可欠の知識である。樹木と草本との違い、落葉の形式や生活形、葉の形状の違いなど、樹木の分類の基礎を学ぶ。 H19講座イメージへジャンプ
森林生態と物質循環
只木 良也
名古屋大学名誉教授
樹木のふるさと森林は、多様な生物で構成されており物質循環を通じた植物、動物、微生物などの生物相互の結びつきで成り立っている。森林の自然循環システムを知ることにより、緑化樹木の育成に必要な知恵が得られる。 H19講座イメージへジャンプ
樹木の主な虫害と対策
牧野 俊一
(独)森林総合研究所森林昆虫研究領域長
樹木の成育に害を与える主な虫の種類と生態、虫害の影響、その対策を学ぶ。

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