マツ材線虫病の診断
・樹脂の出方による診断
・葉の枯れ方による診断
マツノマダラカミキリの
駆除
・物理的・化学的駆除
・生物的駆除
マツ材線虫病の予防
抵抗性マツの利用と
樹種転換
マツ林の手入れ
これまでの駆除方法は、被害マツをチップにする物理的な方法や薬剤を使って殺虫する化学的な方法が一般的でした。しかし最近は、環境になるべく負荷をかけない駆除方法が求められつつあり、
天敵を使った生物的駆除
の研究が進んでいます。
天敵微生物
カビの一種ボーベリア菌
(写真1)
をマツノマダラカミキリの幼虫に感染させるというものです。
天敵昆虫
マツノマダラカミキリの幼虫や蛹を餌として捕食したり寄生したりしている昆虫のことで、オオコクヌスト
(写真2)
やサビマダラオオホソカタムシ
(写真3)
が比較的有望です。
天敵鳥類
マツノマダラカミキリの幼虫を主要な餌としているキツツキ類が知られています
(写真4・5)
。
ボーベリア菌に感染した
マツノマダラカミキリの成虫
オオコクヌストの成虫
サビマダラオオホソカタムシの成虫
※シラカバの丸太をマツの幹に取り付けるとアカゲラが巣穴をあける
写真提供
島津
江崎
吉田
山口
著作権
アカゲラ
巣箱
マツ材線虫病の予防
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