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NGK・GGG共同主催 平成28年度「ゴルフ場環境セミナー」報告

2017年3月2日東京にあるTKP八重洲カンファレンスセンターを会場として、一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(NGK)および公益社団法人ゴルフ緑化促進会(GGG)の共催による「ゴルフ場環境セミナー」が開催されました。

 

このセミナーは、テーマ「ゴルフ場の樹木と芝草の健全化」、「ゴルフ場で発生する植物由来バイオマス利用」、「ゴルフと健康に関する最近の知見」について座学を実施することにより、環境と共生するゴルフ場の緑地管理や、健康長寿社会の実現に貢献するゴルフとゴルフ場環境をゴルファーや社会に積極的に情報発信することを目的としたものです。
今回は、「有機物連用土壌と微生物の働き」、「木質バイオマス熱利用の導入−ゴルフ場での課題」、「ゴルフが及ぼす健康面のメリット」についての講義を行いました。

 

リンク開催案内とプログラム

 


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会場のようす
 
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ゴルフ緑化促進会 大西理事長
 

開会の挨拶では、公益社団法人ゴルフ緑化促進会 理事長・大西久光氏が、

「ゴルフ場の経営環境は厳しい状況にあるが、当会はこれまでゴルファーの緑化協力金をもとに全国で205万本の植樹を行い、近年は被災した海岸林へマツ苗植栽を進めている。本日のセミナーは、これまでの植樹活動から、幅広く環境へ配慮する活動へ目を向けることを意図している」、と述べられました。

 


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東京農工大学 豊田教授
   
最初の講義は、「有機物連用土壌と微生物の働き」について、東京農工大学大学院生物システム応用科学府 教授・豊田剛己氏よりお話しいただきました。

講義では、「堆肥を連用する土壌では団粒化が促進され、土壌が受ける乾燥・湿潤などの自然ストレスに対して、有機物の連用により耐性が高まること」を力説されました。
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日本木質バイオマスエネルギー協会 川越調査員
 
次に、「木質バイオマス熱利用の導入−ゴルフ場での課題」について、一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会 専門調査員・川越裕之氏からお話しいただきました。

講義では、「木質バイオマスエネルギーの利用方法には、発電、熱利用、熱電併給等があり、ゴルフ場では熱利用が期待できること」「ゴルフ場における導入事例」「国の支援策」などを解説いただきました。
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静岡理工科大学 富田教授
 
また、健康長寿社会に貢献するゴルフに関わるテーマとして、「ゴルフが及ぼす健康面のメリット」について、静岡理工科大学 教授・富田寿人氏にお話しいただきました。

講義では、「ゴルフは呼吸循環系に適切な運動刺激を与え、消費カロリーを増大させ、メタボリック・シンドロームや生活習慣病の予防・改善に非常に有効である」、と指摘されました。
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日本ゴルフ場経営者協会 大石専務理事
 
最後に、閉会の挨拶では、一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会 専務理事・大石順一氏が、

「本日得た知識を、まずは実際に現場で実践することを心掛けていただきたい」、と結ばれました。


今回のセミナーには46名が参加し、約3時間、熱心に聴講されました。

なお、当センターは、本セミナーの企画・運営に協力いたしました。

 

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