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第6回松林防除実践講座のご報告 2日目の12日目は、富津岬松原へ実習の場を移し、最初に県立富津公園の展望塔から松原の全体説明を受けた。キャンプ場へ移動し、当年被害木を使いメーカー2社による樹幹注入剤の施工実習と土壌灌注の実習を3班に分かれて進めた。
「潜在感染木」の有無確認のための小田式松脂滲出調査要領を説明し、当年枯死木に近接する15×15mの4区画内に生立するクロマツを参加者がポンチを使い樹皮を剥離した。 遠藤主席研究員の指導により、当年の被害木からマツノザイセンチュウを顕微鏡で確認するための材片採取を行った。被害木を伐倒し、長さ1m程度に玉切り、参加者はグループに別れ、玉切りした材の後食痕・産卵痕、マダラカミキリ幼虫の観察を行った。
午後の実習は、2班に分かれ出光興産(株)による天敵微生物製剤「バイオリサ・マダラ」(ボーベリア菌シート)を使った実習、サンケイ化学(株)による被害木のくん蒸処理の実習を行った。さらに、参加者が自分で穿孔したクロマツの松脂滲出状況を確認、保護剤による剥皮部分の補修を行い、富津岬松原での実習を終了した。
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