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平成22年度は、千葉県富津市において開催しました。
平成22年度(第6回)松林防除実践講座のご報告 1日目
松保護士等を対象に松林の適切な防除計画の策定と的確な防除の実施に必要な技術・知識の習得を目的とする松林防除実践講座が、平成22年11月11日(木)、12日(金)の2日間千葉県君津市において開催された。実習は富津岬松原の県有林で行った。 この講座には、全国の松保護士、樹木医、市町村の森林病虫害防除担当者、関東管内の森林組合職員など総勢60名が参加した。
1日目はホテル千成を研修会場とし、13時に当センター小禄常務理事による開会の辞に続き、来賓として千葉県中部林業事務所長よりご挨拶をいただいた。 この後、千葉県農林総合研究センター森林研究所遠藤主席研究員の「千葉県における松枯れの現状と対策について」、千葉県森林課森林づくり推進室綛谷副主査の「千葉県における森林療法への行政的取り組みについて−松林の癒し効果」のご報告を受けた。 さらに、岐阜県立森林文化アカデミー田畑客員教授の「樹幹注入剤によるマツノザイセンチュウ防除のメカニズムと適正な施用について」、(独)森林総合研究所東北支所中北研究調整監の「松くい虫被害ピンポイント防除について」の報告、東京農業大学本山客員教授の「松林に散布された薬剤の飛散実態と健康影響の可能性−7年間の調査結果から明らかになったこと−」についてご講演をいただいた。
参加者は研修後の交流会において意見交換等により親睦を深めた。今回は、とくに田畑先生のご報告の後、会場から樹幹注入施工に関する現状、問題点について意見をいただき、今後の具体的な検討課題とすることを確認した。
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