松に関する本をご紹介します・その3

目次
万里の松原人
高田松原ものがたり
 

万里の松原人(ばんりのまつばらびと)
発行:万里の松原に親しむ会 A4判 カラー18ページ
 

 山形県の庄内海岸に広がるクロマツの林。長さ33Km、幅1.5〜3Km、面積2,500haの規模で、庄内海岸の大砂丘地帯を覆い、烈しい冬の季節風と飛砂を防ぐ壁の役割を果たして、庄内地方に住む人びとの生活を守っています。
 「万里の松原」は、この広大な庄内海岸林のうち、酒田市北部、134haの地区に当たり、歩道や管理道、交流施設などが整備されています。

 「万里の松原に親しむ会」は、平成13年7月に発足。以来、松陵地区をフィールドとして樹木管理や下刈り等の活動を行うとともに、周辺の小・中・高校に働きかけ、「万里の松原学校連絡会」を組織し、森づくりや保全活動などの環境教育の支援を行っています。

万里の松原人表紙
 
 「万里の松原人」は、「先人が残してくれた大いなる緑の遺産」をより多くの方に知ってもらい、今を守り、明日に伝えるためにつくられた1冊です。
 
主な内容
 ・風と砂に、闘った人々−本間光丘をその代表として
 ・昭和の植林、富樫兼治郎−その現場を支えた女性たち
 ・理念と協働の新しき担い手−万里の松原に親しむ会の活動
 ・万里の松原逍遥
 ・森の植物たち−そして整備事業で植栽された花木
 ・森の音楽祭−交流イベントによる保全活動の啓蒙
 ・森の小さな命たち−四季折々の松原の散策を楽しむ
 
お問い合わせ
  万里の松原に親しむ会
  〒998-0006 山形県酒田市ゆたか2丁目2番1号  TEL 0234-34-08699

高田松原ものがたり
発行日:2007年9月1日 発行:陸前高田ロータリークラブ
 

「リアス式海岸の三陸地方ではめずらしい、南に海を望む約2Kmにわたる砂浜に、クロマツやアカマツの美しい松林があります。岩手県陸前高田市にある、この白い砂浜と緑の松林を高田松原と呼びます。」(本文より抜粋)

本書は、国指定文化財や何種類もの百選に選ばれ、多くの人たちから親しまれている「高田松原(たかたまつばら)」を、絵本形式で紹介しています。

海のみえる砂浜に生まれた小さな松の木が、「おじいさん松の木」に松原の誕生ものがたりを聞いたり、「青虫くん」から植物の話しを聞いたりしながら物語は進んでゆきます。

高田松原ものがたり
 
とてもわかりやすく楽しい文面で、子どもはもちろん、大人も楽しめる1冊です。
 
主な内容
 ・高田松原の四季、誕生物語
 ・高田松原の砂浜に生えている主な植物、花たち
 ・高田松原周辺で会える鳥さんたち
 ・松林の闘いのはなし(津波の来襲、マツ材線虫病)
 ・高田松原と市民の活動
 ・高田松原にまつわる昔話
 
お問い合わせ
 陸前高田ロータリークラブ
岩手県陸前高田市高田町字曲松132−4
TEL 0192-55-3111 FAX 0192-55-3500
 
関連リンク 陸前高田市ホームページ
 
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