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第7回松林防除実践講座のご報告 2日目2日目は、煙樹ヶ浜保安林(町有林)において、まずは「潜在感染木」の有無確認のための小田式松脂滲出調査要領の説明を受けた。当年枯死木に近接する15m以内に生立するクロマツを参加者がポンチを使い樹皮を剥離した。被害木を伐倒し、ファイザー(株)による材片採取、ベールマン漏斗への設置要領の説明を受けた。参加者はグループに別れ、長さ1m程度に玉切りした材の後食痕・産卵痕、マダラカミキリ幼虫の観察を行った。サンケイ化学(株)による被害木のくん蒸処理、石原バイオサイエンス(株)による土壌灌注の実習、続いてファイザー(株)、井筒屋化学産業(株)による樹幹注入剤の施工実習を2班に分かれて進めた。さらに井筒屋化学産業(株)による天敵微生物製剤「バイオリサ・マダラ」(ボーベリア菌シート)の実習、小田式松脂滲出調査で参加者が自分で穿孔した松脂滲出を確認し、保護剤による剥皮部分の補修を行い、煙樹ヶ浜保安林での実習を終了した。
この後、美浜町地域福祉センターへ移動、ファイザー(株)により、ベールマン法により採取材片から滲出したマツノザイセンチュウの顕微鏡による確認実習および樹幹注入剤の施工・確認方法について講義を受けた。さらに、今回ご協力いただいた資材メーカー5社から補足説明、資料提供をいただいた。 最後に、当センター小禄常務理事より参加者の皆様へ講座修了証の交付を行い、2日間の講座全日程を盛況のうちに終了した。 本講座の運営に際しては、和歌山県美浜町に大変ご尽力をいただいたことに対し、改めて謝意を表する次第である。
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