04 |
04 屏風山保安林(びょうぶざんほあんりん) |
所在地/つがる市 | |
規 模/幅0.2〜0.6km、長さ30km、面積3,000ha、樹齢5〜100年 | |
青森県 |
指 定/津軽国定公園、防風保安林・飛砂防備保安林・保健保安林(一部) |
問合せ/つがる市商工観光課 電話0173-42-2111(内線431、432、433) |
津軽半島の十三湖の南、日本海に面する七里長 浜の海岸線に沿って、東西に連なる砂丘状の丘 陵地にある海岸林です。 | |
藩政時代から新田開発とともに営々と築かれてきた、生活を守る松林 | |
屏風山の海岸砂防事業は、天和2(1682)年、津軽藩主・津軽信政が、この地域の農業開発政策の一環として、岩木おろしや日本海からの強風や飛砂をおさえるために近傍の農民にマツや雑木を植えさせたことに始まりました。 100年の歳月をかけて植林され、その後補植を重ね現在の保安林ができました。松林は、大きく三線に別れて飛砂を防ぎ、砂山を作り背後の農地を守っています。 七里長浜の名のとおり、長い海岸線に沿って造成されたクロマツ人工林と汀線までの砂浜で、潮風と飛砂を防ぐこの松林は、あたかも屏風を立てまわしたように見えたことから、屏風山と名付けられたと言われます。 なお、当地の松は、その維持造成が行われた藩政時代から今日に至る長い年月にわたっていることと強風のため、樹高や樹形が多様な状況になっています。 |
屏風山保安林の南部にベンセ湿原があります。 | ||
この湿原は学術上貴重な南限の海岸低層湿原及び中間湿原(苔状が幾層も重なってできた湿原)で、 面積は約23ha。6月上旬にはニッコウキスゲが咲き乱れて一面が黄色に染まり、7月上旬頃になるとノハナショウブの大群落で一面は黄色から紫色へと変わります。昭和58年、「日本自然百選」に指定されました。 | ||
●電車やバスの場合 JR五能線木造駅下車、弘南バス |
||
出来島線で60分、「出来島」下車 ●車の場合 |
||
このホームページに掲載の記事・写真の著作権は財団法人日本緑化センターに帰属します著作権について |