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岩手県
 達古袋防風林(民有保安林)
 
所在地
 岩手県西磐井郡萩荘村大字達古袋字曲淵 ※現 一関市
 
達古袋防風林位置図 全体図(PDF388KB)
 
沿革
  伝わるところによれば、本林は元禄年間に旧一関(いちのせき)藩主、田村侯の創設に係るものと称せられ、当時地元所有者に赤松苗木を下附(かふ)し、植栽せしめたるもので、其の目的は実に達古袋の風除け霜除けのためであったという。爾来地元民は本林を「風除け山」または「垣根山」と称し、互いに相戒めて伐採を禁じ、之が保護管理をなしていたもので、明治9年地租改正の際、部落有となり、次いで同27年6月28日、訓令乙第173号をもって、伐採停止林(現在の保安林)に編入され、今日に至っている。往古よりの老齢木は更新のため順次伐採されたが、補植撫育に意を用い、森林の取扱宜しきを得たる(その場その場に応じて適切に対処する)ため、良く林相を維持し防風の効果を収めている。
 

達古袋防風林写真 達古袋防風林
赤松を主林木とし、樹齢10〜30年、面積18町(約18ha)余、戸数105戸、耕地125町(約125ha)に対し、寒風を防ぎ霜害を予防し2〜3割の増収をなす。

現在の達古袋防風林
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