11 | 宮城県 | 蒲生官林(国有潮害防備保安林) |
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宮城県宮城郡高砂村大字中野字高松42-3外1カ銘
※現 宮城県宮城野区岡田、若林区荒浜
本県沿海地方のうち、亘理郡坂元村(現亘理郡山元町)の県境より、男鹿郡渡波町(現)に至る沿岸17里の間は、往古その大部分は砂地及び大葦原で、飛砂及び潮害襲来のためしばしば農作物の収穫皆無なことがあり、そのため沿海地方の開拓事業はほとんど不可能の状態であった。
慶長5年(1600)12月、藩祖正宗公居城を仙台に移すと共に、領内の生産経営に留意し、まず造林の急を認め、宮城郡高砂村大字蒲生字和田新田領主和田因幡に砂防工事をさせ、スギの種子を紀州熊野から、クロマツ種子を遠州浜松から求め、慶長6年(1601)領内に苗圃を設けて苗木を養成し砂地を開拓して造成したものである。
蒲生官林
林木は赤松(40%)、黒松(60%)、面積125町歩、耕地1,000町歩及び運河を保護している。
七北田川以北の大部分が仙台港の開発により消滅し、現在約0.49haが保安林指定されています。
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尚、指定の一部である蒲生干潟では、「蒲生干潟自然再生事業」が進行中です。
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