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平成18年度は、高知県黒潮町における『黒潮町の地域の人たちの優しさと共に豊かな自然を未来へ贈る』という小学校卒業生による記念植樹の事例を選定、2007年2月27日に地元と当センターにより実施しました。 |
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−入野松原で卒業記念に小六生が植樹−
2月27日に高知県黒潮町入野の町有林で「子供の松原再生プロジェクト」が開かれ、町内9小学校の六年生ら130人が、卒業記念に松くい虫に抵抗力のあるクロマツ苗木550本を植樹しました。 |
これは松林の保護を目的に(財)日本緑化センターが平成18年度に初めて全国に公募し、同町がその第1号に選ばれたものです。
当日は、最初に黒潮町の下村正直町長が「きょうの植樹体験をきっかけに、皆さんがマツに親しみを感じて頂ければ、大切な黒潮町の松原も地球環境も守っていけるのではないかと思います」と呼びかけました。 |
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入野の松原航空写真 |
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続いて日本緑化センターの担当者が大きな写真パネルを使って、外国から100年ほど前に侵入したとされるマツノザイセンチュウをマツノマダラカミキリが運び、松枯れ被害が拡大して行くことなどを子供たちに説明し、「松を守るにはマツノマダラカミキリの退治とマツノザイセンチュウに抵抗力のある松の植樹が大切」だと強調しました。また、『松保護士』の岡宏明さんは松の植え方などを指導しました。 |
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松保護士の岡さんが植え方を説明 |
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児童は雨の中、元気に苗木を一人4本ずつ1m間隔で植え、支柱を立てていました。入野小学校六年の宮地真宏君(12)は、新聞の取材に「きょう植えた苗木が大きく育って地球温暖化に役に立ってほしい。大人になったら順調に育っているか見に来たい」と答えていました。
この模様は、テレビや新聞を通して高知県内に報道されました。地元新聞に対しては、読者などから「松原の保全は大切だ」などの声が寄せられ、この問題に対する県民の関心の高さがうかがわれました。 |
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一人4本ずつ苗木を受け取る |
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植えた松苗木に支柱をたてる |
地元報道陣も取材に参加 |
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