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笠取峠のマツ並木(かさとりとうげのまつなみき)

  所在地

長野県北佐久郡立科町大字芦田

 
規模

幅 平均約4m、長さ 0.85Km、面積 約1ha、樹齢 20〜250年

  長野県  
指定

長野県天然記念物

  問合せ

立科町教育委員会 社会教育課 社会教育人権政策係 電話 0267-56-2311

         
 
笠取峠のマツ並木
 
立地環境

近世五街道のひとつ中山道に残るマツ並木とその周辺を松並木公園として整備し、アカマツの保護に努めています。

松原の今昔物語 中山道の昔日のおもかげ

笠取峠のマツ並木は、慶長7(1602)年頃、「幕府から小諸藩に下附された赤松数百本」を植えつけられたと伝えられています。マツ並木は、江戸時代には、街道の難所である笠取峠に付随する旅の名所として、旅人の心を癒し、諸大名の行列の通行をはじめ、街道を行き交う旅人の様子や時代の変遷を見守ってきました。明治時代以降、街道は車道として整備され、昭和40年代には、マツ並木の中を通る国道142号の交通量の増加とともに、通行する車両の通行の妨げともなってきたことから、国道142号のバイパス化や公園化により、マツ並木の保存に努めてきました。また、マツノザイセンチュウによる松枯れなど、アカマツの本数が減少していることを受け、将来にわたりマツ並木を保護し、大切に後世に継承していくために、平成23年度に「笠取峠のマツ並木保存管理計画」を策定しました。

コラム

江戸時代に植えられたアカマツが残る街道並木は四季折々の風景を映し出してくれます。

10月には、笠取峠からマツ並木、芦田宿、茂田井間の宿までを歩く中山道ウォーキングinたてしなの催しがあります。芦田宿には、寛政12年(1800)再建の本陣があり、また、少し足をのばせば我が国最古の談義所とも言われる津金寺があります。

 
 
笠取峠のマツ並木
笠取峠のマツ並木

 

アクセス

バスの場合

・長野新幹線佐久平駅下車、千曲バス 立科町役場前下車徒歩15分

・中央本線茅野駅下車、アルピコ交通→たてしなスマイル交通 芦田バスステーション下車徒歩15分

車の場合

・関越自動車道→上信越自動車道「佐久」I.Cから車で30分

・中央自動車道「諏訪」I.Cから車で60分

笠取峠のマツ並木
 
 

松原の周辺で見られる銘木

蓼科神社里宮の入口の左側にある大杉「神代杉(じんだいすぎ)」は「高井明神の大杉」とも言われ、樹齢1,500年以上にして周囲9.5m、過去3回の火災にあい、消失した梢は切り取られ、約20mの高さとなっている。今なお枝の一部は青々と茂り続けている。

 

 

芦田宿と松並木詳細マップ「笠取峠の松並木〜芦田宿〜茂田井間の宿」マップ

みどころをわかりやすく解説したリーフレットで、歴史や文化に触れられるみどころのほか、ビューポイントが地図上に記載されています。写真や解説もあって、宿の雰囲気が伝わってきます。

 ・笠取峠の松並木〜芦田宿〜茂田井間の宿(PDF2.8MB)

 ・芦田宿と松並木(PDF3.07MB)

※すずらん学級運営委員会、立科町公民館、立科町教育委員会作成。

 

関連記事

 広報「たてしな」シリーズ笠取峠のマツ並木を後世に伝えるために

  2013年1月号 (第6回) アカマツの特徴(生育特性)

  2013年2月号 (第7回) アカマツの生育を脅かす病害虫

 ※立科町役場ホームページのPDFにリンクしています

 

活動

 2013年6月22日(土)開催「アカマツ観察会」の報告(PDF)

 

参考ホームページ

 ・立科町役場 http://www.town.tateshina.nagano.jp

 ・立科町文化財マップ http://www.town.tateshina.nagano.jp/1872/1932/000080.html

     

  ・原稿、写真は立科町教育委員会 社会教育課 社会教育人権政策係よりご提供いただきました。

   ありがとうございました。

   
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