タイトル マツ再生プロジェクト
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  南湖公園(なんここうえん)
   所在地/福島県白河市南湖
   規 模/幅 1.0Km(平均1.1Km)、長さ 1.2km、面積 44.4ha、樹齢 80〜200年
福島県
   指 定/国指定史跡名勝地(大正13年12月9日)、 都市計画法(昭和16年1月16日)
         自然公園(昭和23年10月)、 都市公園(昭和40年10月2日)
         河川法(昭和41年4月1日)
 
     問合せ/白河市建設部都市計画課公園係 TEL 0248-22-1111 内線2286
南湖公園朝霧の初秋
 
立地環境 白河市街から南方約2kmに位置し、鏡の山・月待山、小鹿山などの丘陵地に挟まれた東西に広がる湿地帯に造成された南湖を中心に周囲は松林・楓・桜が植栽され、遠方に位置する那須連山や関山という自然を借景とする手法が特徴となっています。また、南湖の水と赤松の美しさが調和した景観がみごとです。
 
松原の今昔物語 南湖は名君であり茶人、また優れた作庭家であった白河藩主松平定信(楽翁公)により、1801年に築庭されたわが国最古の公園です
 
  この地はもと大沼といい、荒地であったが、天明の飢饉の後をうけて、貧困救済(失業対策)をかねて城主松平定信(楽翁)が東の狭いところに千世の堤を設け、関山と那須連峰とを遠景にとり入れ、最高の造園手法を駆使、四民共楽の地として築造、享和元年(1801)完成した日本最古の公園です。この水を利用し、下流を開発して新田を作り、灌漑の途を開きあわせて藩士の水泳操船の術習得の便に供しました。定信は築造の際、人夫賃支給に「銭函からつかみどり」、作業に「小間割り」を採用したといわています。
 「南湖」の名は季白の詩句「南湖秋水夜無煙」から、また「白河小峰城」の南に位置していたことから名付けられたと言われています。
 この公園は身分の差を庶民が憩える「四民(士農工商)共楽という思想を掲げ、「共楽亭」と称する茶室を建て、四民と楽しみを共にしました。その志はいまなお受け継がれております。そして創設より200年の時に磨かれた公園は、松、吉野桜、嵐山の楓など四季折々に典雅な風趣をたたえ、花と緑と水の園として市民をはじめ多くの人々を魅了し続けております。
 特に大部分が湖と松林で構成されており、樹齢80年から200年の大径木約4,000本の赤松がりっぱな姿を見せているのが特徴です。
南湖公園
コラム
スペース
    四季折々に楽しめます。春は桜の花見、夏はボート遊び、秋は楓の紅葉、冬は雪の那須連峰が見事です。
   
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  撮影ポイント:千世の堤から眺める南湖の水面と鏡山の遠景、鏡山の散策路からの眺望
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  時間帯:朝靄、青空とのコントラスト、夕景
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  散策路
 a.鏡山コース 約1q 約30分
 b.東の湖畔コース 約500m 約15分
 c.南の湖畔コース 約400m 約10分
 d.南湖一周コース約2km 約60分
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  周辺見所:園内には売店があり「南湖だんご」が有名で、日本庭園の翠楽苑はじめ、定信公ゆかりの南湖神社や茶室の共楽亭があります。近くにはチューリップ園の白河フラワーワールドや白河ラーメン店がたくさんあります。
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アクセス
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  ●電車やバスの場合
JR東北新幹線・新白河駅より、棚倉ゆきJRバスで約10分「南湖公園」下車
   
  ●車の場合
東北自動車道・白河ICより約15分(無料駐車場有り)
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南湖公園マップ
 
グラフィック グラフィック
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